▶先週の5日に｢キネマ旬報｣の2月下旬ベスト･テン発表特別号発売。さっそく目を通しました。入賞者･作品については→公式サイトで見られるのですが、ベスト･テンの2～10位等々はまだ掲載されません。ということで、本ブログでもこの｢キネマ旬報｣については次週送りにします。
なお、昨年に続き今回も他のブログのベスト･テン予想記事をちょっとのぞいてみました。→＜映画分析研究所＞と、→＜三日坊主日記＞の2つ。今回もどちらもいい線行ってますが、まあ外国映画の方はほとんどの人はまず間違えることはないでしょう。実際2位を大きく引き離してダントツでした。あ、1位だけは→コチラ等で伝えられています。ただ、上記の両ブログとも日本映画の方は｢海辺の映画館 キネマの玉手箱｣を最上位に置いてますね。大林宣彦監督の遺作でもあるし･･･。ところがどっこい、｢スパイの妻〈劇場版〉｣とはねー。この作品については、12月17日の記事で私ヌルボ、こんなことを書きましたよ。｢ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞受賞作･･･にしては大方の評価はそんなに高くはない｡(低いというわけでもないが･･･) そんな中、私ヌルボのこの評点はかなり高い。それは････主役の人物造形に感じ入ったから。他の皆さんはどう思っても、黒沢清監督と私ヌルボ個人が通じ合っていればいいのだ！ということ｡｣ ･･･ということで、＜★2020年 ヌルボの個人的映画ベスト10＞では第8位にしました。つまり、ちょっとツッパッて高評価にしたつもりが、キネ旬ではフツーに高く評価されてた(笑)ということ。
で、今回は例年以上に｢キネマ旬報｣の評価と私ヌルボの評価がかなり重なっているように感じました。とくに外国映画では上野昻志さん、北川れい子さん、塚田泉さん、北里宇一郎さん等。日本映画では、んーと、本誌編集部さん。
しかし。よくわからないのが、私ヌルボが個人的映画ベスト10で1位にした｢二人ノ世界｣について今回のキネ旬のどこにも全然載ってなかったのはなんでなの？ いろいろ検索してみたんですけど、わからないまま。どなたか教えてください。
▶この1週間で観た映画は3作品です。
・｢分断の歴史～朝鮮半島100年の記憶～｣★★★★(フランス人監督が第三者の視点から描いたドキュメンタリー。しかしただ前半1時間で韓国併合以前からソウル五輪まで概観し､後半1時間で金正男暗殺､平昌冬季五輪､文在寅平壌訪問等までやっちゃうとはほとんど無茶というもの。北朝鮮の拉致問題や日韓間の慰安婦問題等はナシ。｢<第三者の視点>と言っても北朝鮮寄りでは？｣と思う人多いかも。韓国に北朝鮮そしてアメリカ等の政治家･外交官･研究者等々大勢登場するが､彼らの発言にはそれぞれの｢色合い｣の違いが当然あるので要注意。最初の辺りで例の朴元淳前ソウル市長が出てきたのには驚いた。朝鮮の近現代史に疎い人にはコンパクトにいろんな知識が得られるかもしれない､けど･･･｡)
・｢福岡｣★★★☆ (チャン･リュル監督作品はこれまでいくつか観たけど､時間の流れ方が淡々としているのはもしかして中国吉林省延吉市出身ということと無関係ではないような･･･。2人の男性(先･後輩)と20年前の恋人をめぐる話もその恋人は登場せず輪郭がぼんやり､という点がこの監督の持ち味なんだろうな｡)
・｢Away｣★★★★(25歳のラトビア人クリエイターが約3年半をかけて1人で製作･監督･編集･音楽を務めた長編アニメで、80分間全編セリフなし。主人公以外人物もほとんどナシ。墜落する飛行機からパラシュートで脱出した若者が幻想的な森や原野をバイクで走る。ラトビアの風景と重なるところがあるのかないのか？ →公式サイトと→劇場予告編見てみて。なかなか玄妙。ただ日本のアニメを見慣れている人には間延びした感じがするかも。今後への期待を込めて☆1つ分＋｡)
｢分断の歴史～朝鮮半島100年の記憶～｣、もっとお宝映像とか観られるかな？とも思いましたが、そんなでもありませんでした。大ヒット曲｢口笛(휘파람)で知られる北朝鮮の人気歌手チョン･ヘヨンさんが名前も出ず一瞬映ってたな。初めて知ったのはテコンドーには｢檀君｣｢統一｣等々いろんな型があるということ。その後調べたらいろんなことがわかりましたが、それはまた別記事にします。
｢福岡｣では、ソウルのジョンウン書店(정은 서점)と福岡市の入江書店という2つの風格ある古書店に興味をもちました。どちらもいずれ訪ねてみたいものです。なお、本作のロケ地について地図･写真･説明付きの記事が＜福岡市公式シティガイドYOKANAVI＞にありました｡→コチラ。とても詳しく、オススメです！
▶今回の記事で初出の作品中ちょっと注目は｢ストレス･ゼロ｣という韓国アニメ。予告編→YouTubeを見るとアメリカの3Dアニメ風のどうってことないビジュアルですが、よくある少年チームが活躍するお話ではなく、お父さんたちがヒーローという点がとてもユニークで、韓国ならでは､かも･･･。
★★★ NAVERの人気順位(2月9日現在上映中映画) ★★★
【ネチズンによる順位】
※[記者･評論家による順位]とも、評点の後の( )は採点者数。初公開から1年以内の作品が対象｡
｢初登場｣とは、本ブログでの初登場の意。
①(新) ストレス･ゼロ(韓国) 9.58(48)
②(1) 劇場版 ヴァイオレット･エヴァーガーデン(日本) 9.50(968)
③(2) 天使はウイルス(韓国) 9.48(50)
④(4) クロワッサン(韓国) 9.41(75)
⑤(6) ソウルフル･ワールド 9.36(5,898)
⑥(7) 復活: その証拠(韓国) 9.36(398)
⑦(9) 劇場版 Fate／stay night [Heaven’s Feel]II.lost butterfly(日本) 9.26(550)
⑧(8) 劇場版｢鬼滅の刃｣無限列車編(日本) 9.21(4,136)
⑨(-) ファティマの奇跡 9.21(121)
⑩(新) 映画 ギヴン(日本) 9.21(63)
①と⑩の2作品が初登場です。
①｢ストレス･ゼロ｣については後述します。
⑩｢映画 ギヴン｣は、キヅナツキの原作を基に、2019年に放映されたTVシリーズも好評だったボーイズラブストーリーの劇場版。･･･とのことなんですが、私ヌルボ、ジツはこの作品のことは原作漫画等も含めて今初めて知りました。それにしても、登場人物たちのイケメン度といいボーイズラブ等々といい、ウチらトシヨリ世代にはほとんど現実味ナシ、なんですが、実際のところどうなんでしょうね？ 韓国題は｢극장판 기븐(劇場版ギヴン)｣です。
【記者･評論家による順位】
①(1) ソウルフル･ワールド 8.44(9)
②(2) 水を抱く女 8.00(6)
③(3) 夏時間[ハラボジの家](韓国) 7.83(12)
④(6) 冬の夜に(韓国) 7.33(6)
⑤(8) サムジングループ英語TOEIC班(韓国) 7.00(7)
⑥(9) 私は私を解雇しない(韓国) 6.88(8)
⑦(10) 海獣の子供(日本) 6.83(6)
⑧(-) 三姉妹 (韓国) 6.80(5)
⑨(-) ヨーヨー現象(韓国) 6.75(4)
⑩(新) フェアウェル 6.71(7)
⑩｢フェアウェル｣が新登場です。この作品は、日本では昨年10月に公開されています。韓国題は｢페어｣です。
★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績2月5日(金)～2月7日(日) ★★★
｢ソウルフル･ワールド｣が｢鬼滅～｣を抑え3週連続1位
【全体】
順位････題名 ････････････････････公開日･･週末観客動員数･･累計観客動員数･･累積収入･･上映館数
1(1)･･ソウルフル･ワールド･････････1/20････200,871･････1,206,790･･････11,073･････1,367
2(2)･･劇場版｢鬼滅の刃｣････････････1/27････135,594･･･････442,861･･･････4,108･･･････898
無限列車編(日本)
3(新)･･オネスト･シーフ････････････2/03 ･････34,341････････54,632 ････････480･･･････554
4(3)･･三姉妹(韓国)････････････････1/27 ･･････8,855････････64,044･････････541･･･････384
5(再)･･ブエノスアイレス･････1998/8/22･･･････7,912････････15,790･････････140･･･････369
6(4)･･名探偵コナン 紅の修学旅行･･･1/27･･･････6,903 ･･･････54,458･････････459･･･････252
鮮紅編・恋紅編(日本)
7(56)･･フェアウェル ･･････････････2/04･･･････4,138･････････7,468･･････････62･･･････148
8(新)･･ストレス･ゼロ(韓国) ････････2/03･･･････3,713･････････5,935･･････････44･･･････157
9(新)･･ノッティングヒルの洋菓子店･･2/04 ･･････2,352･････････3,346･･････････28･･･････117
10(6)･･私は私を解雇しない(韓国)･･･1/28 ･･･････2,015････････14,411 ････････113････････87
※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。
｢劇場版｢鬼滅の刃｣無限列車編｣は｢ソウルフル･ワールド｣を追い越せず2位に止まりました。それにしても、日本では結局｢ソウルフル･ワールド｣は映画館では観られないままなんですかねー？ ｢ムーラン｣よりもずっと観たいんだけど･･･。
新登場は3･7･8･9位の4作品です。
3位｢オネスト･シーフ｣(仮)はアメリカのアクション・犯罪・ドラマ。トム･カーター(リーアム･ニーソン)は希代の爆破専門銀行強盗。7つの州の12の銀行から奪い取った金の総額は900万ドルにも上っていました。しかしいかなる証拠も残さない犯行なので、FBIも8年間カーターの身元すら割り出せないという状況でした。ところが、カーターはアニーという女性(ケイト･ウォルシュ)と恋に落ち、残りの人生を彼女のために生きようと決心します。こうして彼に人生の転機が訪れます。過去と決別しようとカーターは｢俺を立件しないと約束するなら900万ドルを返金する｣とFBIに取り引きを持ちかけます。FBIは彼の申し出に応じ、900万ドルを受け取るために2人の捜査官ニーヴンス(ジェイ･コートニー)とホール(アンソニー･ラモス)を派遣します。が、大金を目にした2人は欲に目がくらんでしまいます･･･。韓国題は｢어니스트 씨프｣｣。日本公開は未定のようです。
7位｢フェアウェル｣はアメリカのドラマ。上述のように日本では昨年10月に公開されています。
8位｢ストレス･ゼロ｣は韓国のアニメ。ある日、都心のあちこちに正体不明の巨大な<火の怪物>が現れ、韓国は混乱に陥ります。そんな中、40代の平凡な会社員だった2児の父チャンドルも<火の怪物>の襲撃で突然失職してしまいます。かれは昔からの友人コバクサ、ダチョウ(いずれもニックネーム)と共にドリンク剤<ストレス･ゼロ>を売って無職からの脱出をしたいところですが、その後なんとこの飲み物がすぐに<火の怪物>を止めることができる唯一の秘密であることをります。突然ヒーローになったチャンドルたちオジサン三銃士ははたして<火の怪物>を捕まえ、世界を救うことができるでしょうか･･･。原題は｢스트레스 제로｣です。※作中のソウルの街は地元の人なら見てどこかわかるとのこと。(もしかして私ヌルボも少しはわかる？)
9位｢ノッティングヒルの洋菓子店｣はイギリスのドラマ。日本では昨年12月4日に公開され、現在各地で上映されています。韓国題は｢세상의 모든 디저트: 러브(世の中のすべてのデザート: ラブ)｣です。
なお、5位｢ブエノスアイレス｣は、香港のウォン･カーウァイ監督が南米を舞台に愛し合う2人男の葛藤を描いた作品。韓国題は英題｢Happy Together｣そのままで｢해피 투게더｣です。それにしても、｢映画 ギヴン｣とは雰囲気は大分違うとはいえ、あいかわらず同性同士の恋愛物がホントに多いなあ。
【独立・芸術映画】
順位････題名･･･････････････････････公開日･･週末観客動員数･･累計観客動員数･･累積収入･･上映館数
1(1)･･三姉妹(韓国)･･････････････････1/27･･････8,855･･････････64,044 ･･･････541･･･････384
2(35)･･フェアウェル ････････････････2/04･･････4,138･･･････････7,468･････････62･･･････148
3(新)･･ストレス･ゼロ(韓国)･･････････2/03･･････3,713･･･････････5,935･････････44 ･･･････157
4(新)･･ノッティングヒルの洋菓子店･･･2/04･･････2,352･･･････････3,346･････････28 ･･･････117
5(3)･･私は私を解雇しない(韓国)･･････1/28･･････2,015･･････････14,411････････113 ････････87
2～4位の3作品が新登場ですが、いずれについても上述しました。
なお、昨年に続き今回も他のブログのベスト･テン予想記事をちょっとのぞいてみました。→＜映画分析研究所＞と、→＜三日坊主日記＞の2つ。今回もどちらもいい線行ってますが、まあ外国映画の方はほとんどの人はまず間違えることはないでしょう。実際2位を大きく引き離してダントツでした。あ、1位だけは→コチラ等で伝えられています。ただ、上記の両ブログとも日本映画の方は｢海辺の映画館 キネマの玉手箱｣を最上位に置いてますね。大林宣彦監督の遺作でもあるし･･･。ところがどっこい、｢スパイの妻〈劇場版〉｣とはねー。この作品については、12月17日の記事で私ヌルボ、こんなことを書きましたよ。｢ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞受賞作･･･にしては大方の評価はそんなに高くはない｡(低いというわけでもないが･･･) そんな中、私ヌルボのこの評点はかなり高い。それは････主役の人物造形に感じ入ったから。他の皆さんはどう思っても、黒沢清監督と私ヌルボ個人が通じ合っていればいいのだ！ということ｡｣ ･･･ということで、＜★2020年 ヌルボの個人的映画ベスト10＞では第8位にしました。つまり、ちょっとツッパッて高評価にしたつもりが、キネ旬ではフツーに高く評価されてた(笑)ということ。
で、今回は例年以上に｢キネマ旬報｣の評価と私ヌルボの評価がかなり重なっているように感じました。とくに外国映画では上野昻志さん、北川れい子さん、塚田泉さん、北里宇一郎さん等。日本映画では、んーと、本誌編集部さん。
しかし。よくわからないのが、私ヌルボが個人的映画ベスト10で1位にした｢二人ノ世界｣について今回のキネ旬のどこにも全然載ってなかったのはなんでなの？ いろいろ検索してみたんですけど、わからないまま。どなたか教えてください。
▶この1週間で観た映画は3作品です。
・｢分断の歴史～朝鮮半島100年の記憶～｣★★★★(フランス人監督が第三者の視点から描いたドキュメンタリー。しかしただ前半1時間で韓国併合以前からソウル五輪まで概観し､後半1時間で金正男暗殺､平昌冬季五輪､文在寅平壌訪問等までやっちゃうとはほとんど無茶というもの。北朝鮮の拉致問題や日韓間の慰安婦問題等はナシ。｢<第三者の視点>と言っても北朝鮮寄りでは？｣と思う人多いかも。韓国に北朝鮮そしてアメリカ等の政治家･外交官･研究者等々大勢登場するが､彼らの発言にはそれぞれの｢色合い｣の違いが当然あるので要注意。最初の辺りで例の朴元淳前ソウル市長が出てきたのには驚いた。朝鮮の近現代史に疎い人にはコンパクトにいろんな知識が得られるかもしれない､けど･･･｡)
・｢福岡｣★★★☆ (チャン･リュル監督作品はこれまでいくつか観たけど､時間の流れ方が淡々としているのはもしかして中国吉林省延吉市出身ということと無関係ではないような･･･。2人の男性(先･後輩)と20年前の恋人をめぐる話もその恋人は登場せず輪郭がぼんやり､という点がこの監督の持ち味なんだろうな｡)
・｢Away｣★★★★(25歳のラトビア人クリエイターが約3年半をかけて1人で製作･監督･編集･音楽を務めた長編アニメで、80分間全編セリフなし。主人公以外人物もほとんどナシ。墜落する飛行機からパラシュートで脱出した若者が幻想的な森や原野をバイクで走る。ラトビアの風景と重なるところがあるのかないのか？ →公式サイトと→劇場予告編見てみて。なかなか玄妙。ただ日本のアニメを見慣れている人には間延びした感じがするかも。今後への期待を込めて☆1つ分＋｡)
｢分断の歴史～朝鮮半島100年の記憶～｣、もっとお宝映像とか観られるかな？とも思いましたが、そんなでもありませんでした。大ヒット曲｢口笛(휘파람)で知られる北朝鮮の人気歌手チョン･ヘヨンさんが名前も出ず一瞬映ってたな。初めて知ったのはテコンドーには｢檀君｣｢統一｣等々いろんな型があるということ。その後調べたらいろんなことがわかりましたが、それはまた別記事にします。
｢福岡｣では、ソウルのジョンウン書店(정은 서점)と福岡市の入江書店という2つの風格ある古書店に興味をもちました。どちらもいずれ訪ねてみたいものです。なお、本作のロケ地について地図･写真･説明付きの記事が＜福岡市公式シティガイドYOKANAVI＞にありました｡→コチラ。とても詳しく、オススメです！
▶今回の記事で初出の作品中ちょっと注目は｢ストレス･ゼロ｣という韓国アニメ。予告編→YouTubeを見るとアメリカの3Dアニメ風のどうってことないビジュアルですが、よくある少年チームが活躍するお話ではなく、お父さんたちがヒーローという点がとてもユニークで、韓国ならでは､かも･･･。
★★★ NAVERの人気順位(2月9日現在上映中映画) ★★★
【ネチズンによる順位】
※[記者･評論家による順位]とも、評点の後の( )は採点者数。初公開から1年以内の作品が対象｡
｢初登場｣とは、本ブログでの初登場の意。
①(新) ストレス･ゼロ(韓国) 9.58(48)
②(1) 劇場版 ヴァイオレット･エヴァーガーデン(日本) 9.50(968)
③(2) 天使はウイルス(韓国) 9.48(50)
④(4) クロワッサン(韓国) 9.41(75)
⑤(6) ソウルフル･ワールド 9.36(5,898)
⑥(7) 復活: その証拠(韓国) 9.36(398)
⑦(9) 劇場版 Fate／stay night [Heaven’s Feel]II.lost butterfly(日本) 9.26(550)
⑧(8) 劇場版｢鬼滅の刃｣無限列車編(日本) 9.21(4,136)
⑨(-) ファティマの奇跡 9.21(121)
⑩(新) 映画 ギヴン(日本) 9.21(63)
①と⑩の2作品が初登場です。
①｢ストレス･ゼロ｣については後述します。
⑩｢映画 ギヴン｣は、キヅナツキの原作を基に、2019年に放映されたTVシリーズも好評だったボーイズラブストーリーの劇場版。･･･とのことなんですが、私ヌルボ、ジツはこの作品のことは原作漫画等も含めて今初めて知りました。それにしても、登場人物たちのイケメン度といいボーイズラブ等々といい、ウチらトシヨリ世代にはほとんど現実味ナシ、なんですが、実際のところどうなんでしょうね？ 韓国題は｢극장판 기븐(劇場版ギヴン)｣です。
【記者･評論家による順位】
①(1) ソウルフル･ワールド 8.44(9)
②(2) 水を抱く女 8.00(6)
③(3) 夏時間[ハラボジの家](韓国) 7.83(12)
④(6) 冬の夜に(韓国) 7.33(6)
⑤(8) サムジングループ英語TOEIC班(韓国) 7.00(7)
⑥(9) 私は私を解雇しない(韓国) 6.88(8)
⑦(10) 海獣の子供(日本) 6.83(6)
⑧(-) 三姉妹 (韓国) 6.80(5)
⑨(-) ヨーヨー現象(韓国) 6.75(4)
⑩(新) フェアウェル 6.71(7)
⑩｢フェアウェル｣が新登場です。この作品は、日本では昨年10月に公開されています。韓国題は｢페어｣です。
★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績2月5日(金)～2月7日(日) ★★★
｢ソウルフル･ワールド｣が｢鬼滅～｣を抑え3週連続1位
【全体】
順位････題名 ････････････････････公開日･･週末観客動員数･･累計観客動員数･･累積収入･･上映館数
1(1)･･ソウルフル･ワールド･････････1/20････200,871･････1,206,790･･････11,073･････1,367
2(2)･･劇場版｢鬼滅の刃｣････････････1/27････135,594･･･････442,861･･･････4,108･･･････898
無限列車編(日本)
3(新)･･オネスト･シーフ････････････2/03 ･････34,341････････54,632 ････････480･･･････554
4(3)･･三姉妹(韓国)････････････････1/27 ･･････8,855････････64,044･････････541･･･････384
5(再)･･ブエノスアイレス･････1998/8/22･･･････7,912････････15,790･････････140･･･････369
6(4)･･名探偵コナン 紅の修学旅行･･･1/27･･･････6,903 ･･･････54,458･････････459･･･････252
鮮紅編・恋紅編(日本)
7(56)･･フェアウェル ･･････････････2/04･･･････4,138･････････7,468･･････････62･･･････148
8(新)･･ストレス･ゼロ(韓国) ････････2/03･･･････3,713･････････5,935･･････････44･･･････157
9(新)･･ノッティングヒルの洋菓子店･･2/04 ･･････2,352･････････3,346･･････････28･･･････117
10(6)･･私は私を解雇しない(韓国)･･･1/28 ･･･････2,015････････14,411 ････････113････････87
※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。
｢劇場版｢鬼滅の刃｣無限列車編｣は｢ソウルフル･ワールド｣を追い越せず2位に止まりました。それにしても、日本では結局｢ソウルフル･ワールド｣は映画館では観られないままなんですかねー？ ｢ムーラン｣よりもずっと観たいんだけど･･･。
新登場は3･7･8･9位の4作品です。
3位｢オネスト･シーフ｣(仮)はアメリカのアクション・犯罪・ドラマ。トム･カーター(リーアム･ニーソン)は希代の爆破専門銀行強盗。7つの州の12の銀行から奪い取った金の総額は900万ドルにも上っていました。しかしいかなる証拠も残さない犯行なので、FBIも8年間カーターの身元すら割り出せないという状況でした。ところが、カーターはアニーという女性(ケイト･ウォルシュ)と恋に落ち、残りの人生を彼女のために生きようと決心します。こうして彼に人生の転機が訪れます。過去と決別しようとカーターは｢俺を立件しないと約束するなら900万ドルを返金する｣とFBIに取り引きを持ちかけます。FBIは彼の申し出に応じ、900万ドルを受け取るために2人の捜査官ニーヴンス(ジェイ･コートニー)とホール(アンソニー･ラモス)を派遣します。が、大金を目にした2人は欲に目がくらんでしまいます･･･。韓国題は｢어니스트 씨프｣｣。日本公開は未定のようです。
7位｢フェアウェル｣はアメリカのドラマ。上述のように日本では昨年10月に公開されています。
8位｢ストレス･ゼロ｣は韓国のアニメ。ある日、都心のあちこちに正体不明の巨大な<火の怪物>が現れ、韓国は混乱に陥ります。そんな中、40代の平凡な会社員だった2児の父チャンドルも<火の怪物>の襲撃で突然失職してしまいます。かれは昔からの友人コバクサ、ダチョウ(いずれもニックネーム)と共にドリンク剤<ストレス･ゼロ>を売って無職からの脱出をしたいところですが、その後なんとこの飲み物がすぐに<火の怪物>を止めることができる唯一の秘密であることをります。突然ヒーローになったチャンドルたちオジサン三銃士ははたして<火の怪物>を捕まえ、世界を救うことができるでしょうか･･･。原題は｢스트레스 제로｣です。※作中のソウルの街は地元の人なら見てどこかわかるとのこと。(もしかして私ヌルボも少しはわかる？)
【<火の怪物>がソウル市街に出現｡(左) 缶入りの<ストレス･ゼロ>を飲むお父さん｡どの人物もお肌つやつや｡】
9位｢ノッティングヒルの洋菓子店｣はイギリスのドラマ。日本では昨年12月4日に公開され、現在各地で上映されています。韓国題は｢세상의 모든 디저트: 러브(世の中のすべてのデザート: ラブ)｣です。
なお、5位｢ブエノスアイレス｣は、香港のウォン･カーウァイ監督が南米を舞台に愛し合う2人男の葛藤を描いた作品。韓国題は英題｢Happy Together｣そのままで｢해피 투게더｣です。それにしても、｢映画 ギヴン｣とは雰囲気は大分違うとはいえ、あいかわらず同性同士の恋愛物がホントに多いなあ。
【独立・芸術映画】
順位････題名･･･････････････････････公開日･･週末観客動員数･･累計観客動員数･･累積収入･･上映館数
1(1)･･三姉妹(韓国)･･････････････････1/27･･････8,855･･････････64,044 ･･･････541･･･････384
2(35)･･フェアウェル ････････････････2/04･･････4,138･･･････････7,468･････････62･･･････148
3(新)･･ストレス･ゼロ(韓国)･･････････2/03･･････3,713･･･････････5,935･････････44 ･･･････157
4(新)･･ノッティングヒルの洋菓子店･･･2/04･･････2,352･･･････････3,346･････････28 ･･･････117
5(3)･･私は私を解雇しない(韓国)･･････1/28･･････2,015･･････････14,411････････113 ････････87
2～4位の3作品が新登場ですが、いずれについても上述しました。
