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『中世の借金事情』

2010-07-17 | 井原今朝男『中世の借金事情』
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2010年 7月17日(土)09時56分8秒

「おおやにき」というブログで井原今朝男氏の『中世の借金事情』(歴史文化ライブラリー、吉川弘文館、2009)がずいぶん厳しく、というか「買ったり読んだりする価値のまったくない本」とまで酷評されているのを見つけ、まあ、井原氏の書いたものだからそんなはずはないだろうと思って購入し、パラパラ読んでみました。
うーむ。
中世に関しては「買ったり読んだりする価値」はあると思いますが、現代社会の認識はひじょーに微妙ですね。
一冊の本や論文の核心ではない部分の誤りを見つけて鬼の首を取ったように騒ぐ、というのは、まあ正直、私なんかもその傾向があるのかなと思いますが、ただ、残りを真面目に読む気をなくさせる間違いというのもありますからねー。
ちなみに「おおやにき」を書いている大屋雄裕氏は名古屋大学大学院法学研究科・准教授で、法哲学の方だそうです。

http://www.axis-cafe.net/weblog/t-ohya/archives/000649.html
http://www.nomolog.nagoya-u.ac.jp/~t-ohya/

>筆綾丸さん
揖斐高氏の本、面白そうですね。
いくつか注文しました。
今日はこれから福井県に行ってきます。

コメント
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