裏磐梯 秋元湖にほど近い森の中から・・・

裏磐梯の森の中の家、薪ストーブ、庭、山、酒、音楽を愛する独居老人の日常生活の記録、綴り続ける備忘録。

 

Louis Philippe ・・・生きとし生けるもの

2008年09月15日 | 日常生活
偶然NHK、BS hiでドキュメンタリー、『秩父山中・花のあとさき・・・畑に花を植える老夫婦』そして『ムツばあさんの秋・・・老夫婦の5年後』を続けて観る。避けることのできない老い、そして死。生あるものの残酷さ、空しさ、無上の悲しさ。9月15日敬老の日、この日にあえてこういったドキュメンタリーを放映する意味を考えてしまう。生きとし生けるもの、必ず訪れる死。あわてず、恐れず、悲しまず、穏やかに迎えることができるように準備せよ、という事か・・・庭のルイ・フィリップが美しい。5年後、10年後果たしてどうなっているのだろうか・・・滅入る、空しさだけ残る。

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カラハナソウ・・・日本の野性ポップ

2008年09月14日 | 飲む 食べる
ヤブのあちこちでカラハナソウの白い果穂が見られ季節になった。こんな花を見つけると、たまらなくビールが飲みたくなる。これからがビールをじっくり味わう季節。夏の盛り、ビールの季節は醸造が需要に間に合わず、熟成期間を短縮して出荷してしまう、お酒の神様、故坂口謹一郎氏いわく、若ビールの横行。
最近日本のビールも美味しくなった。香り高く、良質なホップの高貴な苦味、ほんとに美味しくなった、と思う。だが日本のビールの酒税の高さは・・・もどきの発泡酒で我慢せざるをえない現状、明治、ビールは外国からやってきたぜいたく品、高い税金がかけられた・・・それが今もそのまま税法上残る・・・怒れ、国民酒ビールの酒税の高さに怒れ、こんな不合理な税法にも不満を言わず、美味しくない発泡酒で革命も起こさず我慢している日本人は穏やかだなー、とつくづく思う。(庭にて)
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Miss Atwood

2008年09月13日 | Roses
お客様がお出かけになった後の静かなダイニングルーム、掃除機が静寂を破る。仕事をしながらをウッドデッキで咲き始めたバラを眺める。あれはなんだろうか?手を休め、デッキに出る。それはバミューダ・ミステリー・ローズ、Miss Atwoodだった。美しく、そしてミステリアスなバラ・・・実にいいなー・・・
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ああ美しいなと思う瞬間・・・

2008年09月12日 | Roses
厨房の小さな窓からふと見たバラがとても美しい。咲いているバラはSouvenir de la Malmaison、Lady Hillingdon、La France だろうか。今日から数日、本業が忙しく、ゆっくりバラを愛でる事はできない。そんなとき、取るに足らない風景が特別美しく見えてしまうのだろう。

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ススキの原 遠く沈みゆく夕陽

2008年09月11日 | 磐梯高原・山・森・花
日暮れが気付かぬうちにずいぶん早くなった。車を引き取りに行った帰り道、バックミラーに映る会津盆地に沈む夕陽がとても美しい。わき道にそれ、夕陽のよく見えるススキの原に車を止め沈みゆく太陽を眺める。銀毛が光る原、時刻は5時を20分ほど過ぎている、日暮れが気付かぬうちに・・・
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車もくたびれた・・・

2008年09月10日 | 日常生活
車の前輪から異音、修理のため会津若松へ。天気が相変わらずすばらしくよい。R49沿いの会津レクレーション公園に立ち寄る。広大な公園にほとんど人影なし。なぜ自然豊かな田舎に広大な都会的公園が必要なのか、オアシスのなかにオアシスをほしがる、なんでもほしがる・・・これもバブルの悪しき遺産?これまで、そしてこれから維持管理にどれほどの金が、税金が・・・
ところでくたびれた車、ブレーキパッドの交換ですまず、ディスクブレーキ全体の交換だという。そろそろ買い替えを考えなければならないのだろうか。代車で帰宅、明日も若松まで行かねばならぬ。やれやれ。(会津レクレーション公園にて)

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甲府沼初秋

2008年09月09日 | 裏磐梯・湖沼
快晴、爽快。甲府沼に浮かぶ中ノ島のヤマウルシ色付き始める。
来週久しぶりに磐梯山に登ってみようか、美味しいお弁当でも持って・・・
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爽快・・・草刈り 芝刈り

2008年09月08日 | Gardening
カラッと天気がよい。元気いっぱい庭に出る。草刈り機エンジン始動。うなるナイロンコード、飛び散る雑草。庭がどんどんスッキリしてくる。そして芝刈り。まだ芝は濡れている。だが我慢できない。芝刈り機エンジン始動。濡れた芝が重い、かまわず走らせる。すぐに刈り取った芝で袋はいっぱい、すっしり重い。きれいにそろった芝目すっきりの芝生ほど素敵なものはない。フェアーウエイでも、野球場でも、サッカー場でも、もちろん庭でも・・・妻も懸命にバラの花ガラを摘んでいる。庭がどんどんきれいになってゆく。これから数日乾燥した晴天が続く。明日はさらに爽快な作業になるに違いない。嬉しい事だ。
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無気力、だがサイトウ・キネン・フェスティバル・松本には・・・

2008年09月07日 | 聴く・観る・オーディオ・映画・パソコン
旅の疲れが残っているのかここ数日無気力、生活のリズムが完全に狂っている。
ところで昨日のサイトウ・キネン・フェスティバル・松本の小澤征爾・・・松本からのHNK・BShiライブ放送。モーツァルト、武満徹、そしてマーラー。特に最後のマーラー、巨人・・・心のそこから揺さぶられ、恥ずかしながら涙溢れるほどの感動を覚えた。こんなことは珍しい事だ。それほど昨日の小澤征爾はすばらしかった。今年73歳の小澤、巨匠といわれるにふさわしいお年になってしまった。マエストロ小澤征爾、ますます円熟味を加え、我々に感動を与え続けてほしいものです。
このごろまったく手入れされない庭。それでもバラたちは健気に花を咲かせ続けている。ぺネロープ、大きく伸びた重たげな枝先に・・・


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おのぼりさん トーキョー日記 ③ 9月2日(火)晴れ 

2008年09月06日 | 
東京の顔、東京タワーは今や埋まりつつある。新参の汐留超高層ビル街を眺めながらゆったり朝食。昨夜の超高層階の部屋から眺めるウオーターフロントの夜景もよかった・・・さて今日は下町トレッキングでもしよう。築地から汐留、そして築地市場を彷徨う。海外でも市場があれば立ち寄る。市場、あの賑わい、人類共通の生活感がたまらなく好きだ。汐留から浜離宮へ。水上バスで日の出桟橋、隅田川を浅草に向かって遡上。乗客はほとんど外国人、ここは日本であって日本でない。海上から眺める東京の無際限に拡大するダイナミズムに改めて圧倒される。移転後の築地市場跡にはまたまた超高層ビル群が立ち並ぶ事になろう。浅草寺でおみくじ、私、連れ共に凶、オソロシヤ・・・早くも昼、東京蕎麦が食べたい。東京蕎麦と言えば並木町・・・その超名店で蕎麦。ぬき(天ぬき)がほしかったがメユーにないので遠慮、天ざる、そして菊正樽。暖かいツユ、察したかのようにすぐにそば湯が出てくる。思わず昼から酒追加。きめこまかい気配り、目配り、名店たる所以。浅草から広小路へ。不忍池の蓮の花を見ながら根津、千駄木、谷中、下町散策は続く。残念ながらすでに戦災を逃れた下町谷中は消えた。建て替えられ、新興住宅の平凡な町並みに変わってしまった。また一つ貴重な下町の風景が消えた。ガッカリ、疲れ果てホテルに戻る。
夕暮れ、元気回復。夕飯は何にしよう?私、連れともに中華料理で一致。ぶらぶら歩いてにぎわう銀座へ。たまには豪華にやろう。コース料理に挑戦。まずはシェフ特選のオードブル。もはやこれは中華でない、フレンチ、懐石、中華の合体。美しい、そして美味。よしきりざめのフカヒレ姿煮雪菜風味、これまた結構。トリュフたっぷり、香りいっぱいの海鮮の一皿、探ればマツタケもたっぷり。これは文句なしに旨い。マツタケはトリュフの香りに完全に負けている。北京ダック、もうお腹がきつい。さらに干しアワビ、ナマコの煮物、もういい。お腹いっぱい。味わうどころでない。ヒスイ麺パス。デザートでホッと。当分中華料理は・・・
きついお腹を抱えてホテルに帰着。明日は新宿に行ってみようか、昼は麹町のうなぎ、勢いに乗ったら東京の森、明治神宮か御苑でも歩いてみよう。最終日の東京の夜、豪華な夜景を眺めながら、そしてウイスキーをすすりながらぼんやり考えている。
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おのぼりさん トーキョー日記 ② 9月1日(月)晴れ 

2008年09月05日 | 
予定外、急遽ディズニーシーに行く。有楽町線銀座一丁目から新木場、京葉線で舞浜。途中荒川を渡る。30数年前、我々は葛西に新居を構えた。当時、京葉線などもちろんなく、荒涼とした埋め立て地が海まで広がっていた・・・あまりの変貌ぶりに改めて驚く。数年後ディズニーランドができ、マンションのベランダからシンデレラ城、夏には打ち上げ花火が見えたものだった。が、行って見ようなどまったく思わなかった・・・そのディズニーランドも今年25周年、時の経つのは早い、早い。
ところでアルコールの飲めるディズニーシー。入場するやまずは狂気、度肝を抜かれるクールサービス、びしょ濡れになって楽しもう。池を取り囲む巨大スピーカー群から大音響。群集に向かって放水。濡れて喜び踊る群集・・・だがいつの間にやら乗せられて汗だくになりながら、時の経つのも忘れアトラクションにトライ。ストームライダー、インディー・ジョーンズ、タワー・オブ・テラー、センター・オブ・ジ・アース、ビッグバンド・ビートなど等、ほとんどすべて・・・気が付けば迫り来る宵闇・・・あー楽しかった・・・
疲れ切って今日の宿、築地Hホテルに9時過ぎたどり着く。あー疲れた・・・あー疲れた・・・
ここは商売成功の秘訣が限りなく示されているすごいところだ。学ぶべき事ところが限りなくある恐ろしいところだ。恐ろしすぎるゆえ私は再度訪れることはないだろう。
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おのぼりさん トーキョー日記 ① 8月31日(日)晴れ 夕方から雨

2008年09月04日 | 
やるべき用事は何もない。十数年ぶり、たっぷり大トーキョーを歩き回る。
上京、すぐに上野の森のコロー展へ。最終日とあって西洋美術館込み合う。ルーヴルなど内外の美術館から100点以上の作品をよくぞ集めたものだ。特に感銘した作品『ナポリの浜の想い出』は西洋美術館所蔵作品(常設展示作品)観なれた作品だったから? オーディオガイドの中村吉右衛門に好感。今年は是非、ルーヴルを訪れてみたい。昼食は銀座へ。焼き鳥、釜飯、そしてビール。昼から焼き鳥で飲めるのはここしかない。焼き鳥、相変わらず、まーお値段を考えると・・・釜飯はGOOD。木造2階建て、肩を寄せ合わせて食べ、飲んだ時代が懐かしい。ショウチユーがメニューに載ってしまった。頑固者も時代に妥協してしまったか・・・残念。お気に入りの定宿銀座Mホテル、チェックイン、ちょっと一休み。ほろ酔いで銀座通りを日本橋に向かって歩く。三越チェルシーガーデン。Guillotのバラが多くなったことに愕く。Austinを凌ぐ勢い。新しもの好きなんだなー、日本人は。日本橋から渋谷、そして代官山を歩き回る。日曜日、すれ違う人の多くは一見して我々と同じ、おのぼりさん。さらに歩いて渋谷、青山通り、表参道、ウインドウショッピング。オープン当時の大混雑が嘘のよう、ガラガラの表参道ヒルズ。わき道にそれ、竹下通りへ。相変わらず・・・まるで縁日。綿アメ、金魚すくいがないのが不思議。明治神宮から銀座へ。よく行ったすし屋で夕食。昼食べすぎたのか、残念ながら美味しくない。ただビール相変わらず旨い。連れも文句も言わず歩いてくれた。歩き疲れた。ミニバーのウイスキーを飲んで就寝。明日はどうする?お互い相談する元気も、もはや残っていない。
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