2月23日にROSE ANTIQUEからやってきたマダム・ジョゼフ・シュヴァルツ。そのまま冬の窓辺で成長を続け、今日すばらしい香り放ちつつ、花開いた。明るいガラス越しの陽光を受け、咲く花の美しさにただただ言葉を失う。まだつぼみは20以上ある。この立派なバラを与えてくれたROSE ANTIQUEさんに感謝。
今年も花見山を訪れる。春を待ちかねて何度も行く場所である。ロウバイ咲く1月の枯れ木の花見山。その枯れ木の山が今や春という花咲じじいが撒いた灰で信じられないような花の香り溢れる桃源郷に変貌した。そんな桃源郷のスライドショー、ご覧ください。(仁田沼、花見山 4月13日撮影)
春の妖精、春のはかない美しい命に出会うため仁田沼に出かける。残念ながら一週間ほど早すぎた。スプリングエフェメラル・・・なんと美しい言葉だろうか。ちょっとオーバーな言い方かもしれない・・・スプリングエフェメラルに出会うために、春を迎えるために生きているような気がする。明日はゆっくり仁田沼、花見山の花々をご紹介いたしましょう。
一日中天気が良く、とても気持ちが良い。朝から庭仕事、ペンキ塗りに精を出す。雪融けの庭のあちこちに宿根草の芽吹きを見つける。ゲラニューム、デルフィニューム、キャトミント、アコニタム、オダマキ・・・この時期、元気な宿根草の芽吹きを発見すると、とてもうれしく幸せな気分になる。
窓辺のマダム・ジョゼフ・シュヴァルツが50cmを越えるほど大きくなり、つぼみも20数個つけている。後、数日もすれば花開く事だろう。楽しみな事だ。この白バラとデュシェス・ドゥ・ブラバンを寄せ植するため、大きなコンテナも用意した。雪が解けるにつれ心逸り、今日も近所のホームセンターから軽トラックを借り、積めるだけの牛糞と赤玉土を買ってきた。失敗と挫折の連続にもかかわらず、相変わらず愚行を繰り返す、我ながらあきれ果てる。
雪融けを待っていたかのように、いつもの場所に青白いフキノトウが顔を出す。何年このフキノトウをカメラに収めたことだろうか。ほかの場所のフキノトウを写す気にならないのは面白い事だ。多分、この場所のフキノトウの芽吹きを観察する事が春到来の儀式になってしまったのだろう。(庭にて)
今年は早く薪を手配した。その薪が留守の間に届いた。太陽エネルギーに感謝して大切に無駄なく燃やす事にしよう。ところで信じられないような薪エネルギーのデータをご紹介いたします。消費される全エネルギーに対する薪エネルギーの比率・・・日本では0.2%、それに対し欧米諸国では平均およそ8%、北欧では15%にも達している。アメリカでも8%(晶文社出版 薪ストーブの本より)日本の薪エネルギーの利用率の低さは異常とも思える。日本でも森林資源を永遠に枯渇させることなく10%まで自給自足できるという。割り箸の利用にも批判が集まるような、ただ単に木を切らせないという偏狭な考えだけでは森林は守れない。現状の日本の森林荒廃はすさまじい。上手に管理された森林は2,30年で再生される。薪エネルギーは化石燃料とはまったく違い、立派なリサイクル資源であるという事実を知るべきである。
風もなく暖かい。急遽、春の大作業、ウッドデッキ組み立てを行う。重いパネルの移動はつらい肉体労働である。といっても秋の取り外し作業に比べたらなんと楽しい、希望に満ちた作業だろうか。完成後のバーベキュー、そしてビアーパーティー。残念ながら今日はダメ。お茶だけで我慢しよう。楽しみはこれからだ。
昨日の雪はすっかり融けてしまった。今日も庭にたくさんの野鳥がやってきている。雪融けを待って低地から登って来たのであろうか、小川にキセキレイがいる。これからは毎日のように小川にやってくる常連である。それにしてもヒマワリの種の殻がすごい。毎年雪融け後の林の中の殻掃除に悩まされる。
カーテンを開けると銀世界、1,2cmの積雪。昨日は一日庭仕事、ペンキ塗り。飽きれば陽光下に椅子を持ち出し、お茶、昼食。そんなのんびりした風景も一変してしまった。といっても太陽が顔を出せば一瞬のうちに融けさってしまう儚い春の雪なのである。
今朝は冷え込み、霜の朝。太陽が昇ると、陽の当たる場所はすぐに融ける。そんな芝生の上で餌を探すたくさんの野鳥たち。今日のお客様はミヤマホオジロ。カシラダカに似ているが、オスは黄色い眉と喉があるのですぐ識別できる。中国東北部から中国西部で繁殖し、日本には冬鳥としてやってくる。のんびりと春の日差しを浴びて寛いでいるようにも見えるミヤマホオジロたちにも、間もなく日本海を渡る厳しい試練が待ち受けている。
裏庭の雪もほとんど融けた。今年はうれしいことに雪融けが早かった。朝から紐を解き、バラの支柱をはずす。芝生の上に落ちた大量のカラマツの小枝を熊手で掻き集める。そんな作業をしながら今年の裏庭のデザインを考える。希望に満ちた早春の庭の楽しい時間である。
いわきに行く。用事が終わって海に行くか、それともフラワーパークか。今日は後者を選ぶ。園内に入るや、さまざまな花の香り。気温20℃。菜の花、パンジー、ユキヤナギ、レンギョウ、ツバキ、ラッパスイセン、桜、温室には様々なラン・・・眩暈するような春。渺茫と広がる太平洋。いたるところに花盛りのローズマリー。ローズマリーが好きである。残念ながら裏磐梯では厳しい冬を越冬できないローズマリー。ローズマリーの生垣のある庭は夢である。(いわきフラワーパークにて)