裏磐梯 秋元湖にほど近い森の中から・・・

裏磐梯の森の中の家、薪ストーブ、庭、山、酒、音楽を愛する独居老人の日常生活の記録、綴り続ける備忘録。

 

LPプレーヤーを買う

2020年06月13日 | 聴く・観る・オーディオ・映画・パソコン

昨日は心配していた雨もなく、数日前に安達太良山に登ったご夫妻とバーベキューを心より楽しんだ。

一昨日COSTCOに買い物に行ったとき山積みにされ、投げ売られていた、

どんな性能のものか全く知りもせず、TEACのTN-400SというLPプレーヤーを衝動買いしてしまった。

気を引いたのはUSB端子が付いており、パソコンに繋ぎ、デジタル録音ができることだ。

10数年前、LPをデジタルに変換し、CDを途方もない時間をかけ、制作した経験があったからであった。

今日は薪の玉切りをすべて終わらそうと意気込んでいたのだが、朝から雨。そこで・・・

パッケージを開け、取説を見る。調べるとTEACのTN-400Sは並行輸入品、国内では売られていない。

カートリッジはオーディオテクニカAT100E、適性針圧は1.4g。(今日14日、ダンボール箱を処理していて気づく。

小さな一枚のペラ、それによると実際に取り付けられているカートリッジはSUMIKO社のもの、適性針圧は2.3g、

ああ、なんといい加減な、呆れ果てる。カートリッジをよく見れば解っただろうけれども。SHUREは昔よく使っていたが、

SUMIKOというカートリッジメーカーなど知らぬ。だが調べてみると確かにUSEに存在していることが解った。無知、針圧調整しなおす)

早速組立、カウンターウエイト、アンチスケーティングの調整、改めてアナログは大変と思い知らされる。

すぐ探し出したLPは敢えて歴史的なものを選ぶ。

①1966年全曲、録音を終えたショルティーのニーベルングの指環。そのハイライト盤、スクラッチノイズが少し気になるものの立派な音質に安心。

②THE GLORY of GABRIELI  ガブリエリの音楽を彼の活動していたヴェネチア、サンマルコ寺院で様々な苦労の末、録音にこぎつけた名盤。

初めてサンマルコ寺院を訪れたのもこのLPの影響であった。

③ガブリエリの共演 フィラデルフィア、クリーブランド、シカゴの各ブラスの名手を一同に集めたガブリエリの名盤。

雨はまだ降り続いている。40年以上聴いていない古いLP(CD化されていないLP)を探し出し、聴き続けることになるだろう。

しかLP、CDに慣れた者には今やなんと面倒、と思う。あっという間、長くて30分、立ち上がり盤を裏返したり、拭いたり、変えたり・・・

同じ録音のLPとCDを聴き比べてみた。CDがあったらもはやLPをわざわざ聴くことはないだろう。

到底リヒーターのマタイなど聴く気になれない、それが今後も変わらない私の結論だ。

 

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