昨日は心配していた雨もなく、数日前に安達太良山に登ったご夫妻とバーベキューを心より楽しんだ。
一昨日COSTCOに買い物に行ったとき山積みにされ、投げ売られていた、
どんな性能のものか全く知りもせず、TEACのTN-400SというLPプレーヤーを衝動買いしてしまった。
気を引いたのはUSB端子が付いており、パソコンに繋ぎ、デジタル録音ができることだ。
10数年前、LPをデジタルに変換し、CDを途方もない時間をかけ、制作した経験があったからであった。
今日は薪の玉切りをすべて終わらそうと意気込んでいたのだが、朝から雨。そこで・・・
パッケージを開け、取説を見る。調べるとTEACのTN-400Sは並行輸入品、国内では売られていない。
カートリッジはオーディオテクニカAT100E、適性針圧は1.4g。(今日14日、ダンボール箱を処理していて気づく。
小さな一枚のペラ、それによると実際に取り付けられているカートリッジはSUMIKO社のもの、適性針圧は2.3g、
ああ、なんといい加減な、呆れ果てる。カートリッジをよく見れば解っただろうけれども。SHUREは昔よく使っていたが、
SUMIKOというカートリッジメーカーなど知らぬ。だが調べてみると確かにUSEに存在していることが解った。無知、針圧調整しなおす)
早速組立、カウンターウエイト、アンチスケーティングの調整、改めてアナログは大変と思い知らされる。
すぐ探し出したLPは敢えて歴史的なものを選ぶ。
①1966年全曲、録音を終えたショルティーのニーベルングの指環。そのハイライト盤、スクラッチノイズが少し気になるものの立派な音質に安心。
②THE GLORY of GABRIELI ガブリエリの音楽を彼の活動していたヴェネチア、サンマルコ寺院で様々な苦労の末、録音にこぎつけた名盤。
初めてサンマルコ寺院を訪れたのもこのLPの影響であった。
③ガブリエリの共演 フィラデルフィア、クリーブランド、シカゴの各ブラスの名手を一同に集めたガブリエリの名盤。
雨はまだ降り続いている。40年以上聴いていない古いLP(CD化されていないLP)を探し出し、聴き続けることになるだろう。
しかLP、CDに慣れた者には今やなんと面倒、と思う。あっという間、長くて30分、立ち上がり盤を裏返したり、拭いたり、変えたり・・・
同じ録音のLPとCDを聴き比べてみた。CDがあったらもはやLPをわざわざ聴くことはないだろう。
到底リヒーターのマタイなど聴く気になれない、それが今後も変わらない私の結論だ。