一番病に弱いのは私のような気がします。風邪で少し熱が出ると、もう死んでしまうのかなあ、と感じたり、弱虫になるからです。しかし、今日まで元気に生きています。皆様も笑いながらこの記事を読んで下さいませ。昔から直ぐ眠れる時と、なかなか寝付かれずに翌日の仕事にも影響が出て、辛い一日を送る羽目になる人生でもありました。しかし意思力と努力で仕事をこなしてきたわけですが、そんな体験と心理療法の勉強を通して、古い諺「病は気から」は本当だなあ、としみじみ昔の人の言葉に感謝しています。遺伝、環境、老化、自律神経、免疫、分泌の6要素は、どんなに気張っても改善出来ない領域なので、その人なりの対応策が必要です。病は気から、と自分に言い聞かせたお陰で、どれだけ明るく元気に爽やかに生き抜いてこられたことでしょう。病でもないのに病だ、と思ったとたんに人は本当の病気になるようです。心の在り様で心拍数が激増したり、心を意識的に平成にすると血圧が下がります。一番印象的な実験が暗示をかけて普通の絆創膏を貼り、これは汗が出る絆創膏ですよ、と言われて汗を出す実験でした。このように心で想うと身体症状が出る人間の身心の仕組みです。どうせ生きていくのなら、心構えで勝負をかけたほうが良さそうです。アルゼンチンの暴動で機関銃騒動に巻き込まれ同道していた先輩が死にましたが、その折の私を助けたのが「何としても生きぬぞ」という決意が私を救い、かつ、道を開いてくれました。飛行機事故の胴体着陸の折、周囲は錯乱していましたが、私は33才でしたが、堂々と死ぬ覚悟で着陸していきました。心の在り様は神秘的です。病は気から、という古人の教えを活用したいものです。
<自分は何処へ旅しているのだろうか?:159>
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