生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

自分は何処へ旅しているのだろう?:信じる力:その8:幸福な日々の為の自問自答集

2014年12月12日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
「親密性」があれば、人の孤独感は解決します。健全な親密性と病的な親密性がありますが、どの程度が正常で、どの程度が病的か、その識別は事例を詳細に分析しないと分かりません。心理療法をした結果、このクライエントの身体症状(眠れない、食欲はない等)の原因は愛の孤独感で、かつ、親密性が満たされていないせいだ、と洞察した場合の前提でお話します。親密性は普通、3つに分類します。(1)魂の領域(信仰の世界)、(2)生育史の習慣性思考形態の分析、(3)身体からの医学的、生物学的分析、以上の3領域、ですから、宗教家、医師の協力が必要となります。或いはリーファー(専門家への委嘱)。ここでは私が出来る領域のクライエントの事例です。つまり(2)の生育史の習慣的思考形態の分析がここでのお話です。さて、どう対処するか、といいますと、その人のストレスの処理方法、その習慣的処理方法を生育史から洞察していきます。ストレスの処理が下手な人は、生涯、下手なので、何故、下手なのか、それを説明していきます。ストレスが出ると、自分の首を自分の手でしめるような習性に気付けば、その人は救われます。例えば、愛の孤独感を無意識に感じた場合、八つ当たりする人がいます。自分に分かるのは、寂しいという感受性なのですが、見栄とプライドがあるので、寂しいと意識化しないばかりでなく、その人が所属しあているコミュニティでは理解されないような非常識な態度、方法で暴れたり、やつあたりするわけです。段々と孤独化し、相手にされなくなりますが、その度合いが深まるほどに益々、変になります。愛の孤独感は人を不信感、疑い深い人、罪悪感、劣等感、孤立感、停滞感、絶望感に追い込んでいきます。そうなりますと、周囲のしかるべき人に異常な程の親密性を求め始めます。求められた側はうんざり。悪いスパイラルの開始です。ですから、人は努力して周囲の人々を大切にする習慣を子供の頃から教育する必要があるのです。共存共栄、相互依存の哲学は基本。「純粋な愛」を哲学的に思索する前に、生々しい人間の生活を充分に体験していないと、いい加減な「純粋な愛」を叫び出し、周囲の人々に迷惑をかけます。
<自分は何処へ旅しているのだろうか?:<485>


自分の「生き甲斐」等の探究の方法について:どんな厳しい現実でも、そこには深い意味があり、その意味を探索しつつ明るく元気に爽やかに生き抜く知恵をここで学友とともに探り合います。:

(1)テキスト購入先:「生き甲斐の心理学:ISBN 978-4-9903527-2-1」はアマゾン,サンパウロ書店経由で全国書店で販売されています。テキストと併読されると「生き甲斐の心理学」がより楽しくなります。

(2)お詫び:テレビ(インターネットによるテレビ部門)、発売中のDVDの読者からの個別質問は多すぎて答えられません。お許し下さい。

(3)学友同志がこのブログを話題に明るく爽やかな友情で繋がりますように:
このブログの対象者:テレビ及びDVDの愛読者、ユースフルライフ研究所の講座生徒、NPO法人CULLカリタス カウンセリング学会の会員、ミッションスクール(大学、高校等)での私の勉強会への参加者、全国各地でテキストを愛読して下さっている方、FB, MIXI, TWITTERで友達関係の方々。

(4)「自分の生き甲斐」を意識化する、または、見つける方法:
「自分の生き甲斐」は「自分で楽しく創造」していく必要があります。自分の個性や生育史を否定していたら、多分、永久に自分らしい生き甲斐は見つからないでしょう。何よりも自分の過去の人生を尊重し、良い思い出も、悪い思い出も、大事にする哲学を確立する必要があります。自分の人生の流れ、独特の方向性を模索し、思索しようとしているのが私のブログです。皆さまの生き甲斐発見と悔いの無い人生確立に役立ちますように真剣に祈りつつ書いています。

(5)自分を信じる為には人間とは何者か?と言う思索をしておく必要があります。「人の身体は神の神殿」(ISBN978-4-9903527-0-7:植村高雄著):アマゾン、サンパウロ経由全国書店扱い:を読むと何故、自分を信じられるかが明確になってきます。

(6)既に書かれたこのブログの重要な基本的諸理論について:
テキストの第1章から11章までを楽しく考えていただく為のコーナで、ブログの左側の「カテゴリー」を見て下さい。2005年12月10日から2012年4月6日まで2275回にわけて書かれています。これを読むと日常生活の、どのような生活場面で、これらの諸理論が役立つか理解出来ます。

(7)応用編:第12章から第14章まで:
2012年4月7日から2013年8月8日まで:488回。

(8)第15章「自分は何処へ旅しているのだろう?幸福な日々の為の自問自答集」:
2013年8月8日にスタートしました。毎日が旅です。この旅を皆様と共に明るく元気に爽やかに旅をしていきましょう!

(以上)


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