生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

自分は何処へ旅しているのだろう?:幸福な日々の為の自問自答

2020年09月22日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
ユングが言う<グレートマザー>は私の心理療法での治療の立て方を随分助けてくれました。母という存在は子供を育てる際に、あらゆる犠牲を払いながらわが子を育てていきますが、そのうち自他混合、理想と現実の混濁現象、自分の感情なのか子供の感情なのか、識別できないくらい混濁していきます。身近に沢山の事例があります。母の愛は自己犠牲をしても自分の子供を守り抜く偉大なところもありますが、子供の人権を無視し自分のものとして飲み込む恐ろしいところもあります。善も悪も子供の権利まで、あたかも、自分の所有物かのようにふるまう怖さも母性には存在しています。女性性と母性性を所有する女性の美しさでもありますが、怖さでもあります。このグレートマザーという意味を意識すると母と子のカウンセリングが成功する場合が多いようです。
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