生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

自分は何処へ旅しているのだろう?:幸福な日々の為の自問自答

2016年05月25日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
終戦間際、昭和20年7月くらいだと思いますが二階の広い応接間に、海軍大佐級の将校が数名お酒を飲んでいました。私の母が時々お酒と美味しそうな御馳走を運んでいるのを見たのですが、平素、頂いたことのない美味しそうな料理が運ばれていくのです。何故、そんなにお客を大事にしているのだろう、と小学三年生の私は非常に不満。その内、母が顔面蒼白で私を呼んで、このお酒を二階に運び、ニコニコして、こう云いなさい、云う相手は日本刀をあなたのお父様の首に当てて大声で怖い顔をした叔父様に、おじさま、どうぞめしあがれ、と云いなさい、とわけのわからない事を言いだしたのです。よくわからないままにお酒を持っていきますと、数名の軍人さんがお酒を飲みながら、静かに一点を見つめていました。見つめた先は、母が云うように、大きな怖い顔をした将校が父の首に日本刀をあてていたのです。びっくりしましたが、ただごとでない雰囲気がありましたので、必死で母の云う通り、ニコニコしながら、おじさま、どうぞ、といいました。その将校は「うーーーーん」、と云いながら日本刀を鞘に納めました。私は母に云われたように我慢してにこにこしながら、その部屋をさり、階段の下で待っていた母の所に倒れるようにくたくたと座り込みました。母もまた倒れるように廊下にしゃがみこみました。さて、この場面はその後の私の精神衛生を非常に悪くしている事と、父親が生きている間に確認しておきたい嫌な想い出なので、思い切って昭和60年代の或、酒の席で聞いたのです。しかも兄姉が居ない二人きりの席を狙ってききましたら、あれは、日本の海軍の司令官クラスが家に押し掛けてきて米軍が戦後処理で上陸したとき、残りの兵力で最後の決戦をしよう、という申し出があり、それを押しとどめていた場所だった、そこへ君が可愛い姿でお酒を持って現れてくれたので、首を切られずに済んだのだよ、と笑いながら、冗談話のように話してくれました。錯乱の状況を上手く制御出来たものだ、としみじみ思いました。この場面は心理療法の場面で、そうとう混乱してくる自分を制御する力を生涯、与えられているのを感謝しています。自己混乱感を乗り越えるのは長い人生で難しいのですが、身近な体験談は理論を越えたエネルギーになっているようです。自己混乱感は自分の人生を駄目にする可能性があるので、これからも十分研究していきたい事例です。

「自分は何処へ旅しているのだろうか?:愛を信じて見えてきたものが幸福曲線、しかし:


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(1)「2015年12月施行の法律「ストレスチェック制」と「このブログ」の関連性について」:
このブログは2005年12月10日から毎日、一度も休むことなく書き続けられています。読者が明るく元気に爽やかに悔いのない人生を送るためです。その為には本当に役立つ臨床心理学の理論をキチンと身につける必要もあり、その解説をしつつテキスト「生き甲斐の心理学」を使用して書いています。さて、問い合わせが激増しましたので説明しておきますが、このブログは2015年12月1日から施行された改正労働安全衛生法「ストレスチェック制」に役立つとは思いますが、全国で活躍されておられる、あちこちの「衛生委員会」と関連したものではありません。このブログは私のカトリツク信徒としての信仰の発露として書いています。色々の考え方、宗教の違い、文化の違いに関係なく、とにかく人々が元気に明るく爽やかに、悔いのない人生を生き抜く為のブログですので、大いに勉強に役立てて下さい。



(2)「生きる喜び]を感じ取る為の方法は?:
自分は何の為にいきているのか、を楽しく思索するのが「生き甲斐の心理学」です。 その研究方法について下記に列記しておきます。どんな厳しい現実でも、その現実には深い意味があり、その意味を探索しつつ明るく元気に爽やかに生き抜く知恵をここで学友とともに探り合います。学友は生涯の親友となるでしょう。:


(*1)テキスト購入先:「生き甲斐の心理学:ISBN 978-4-9903527-2-1」はアマゾン,サンパウロ書店経由で全国書店で販売されています。テキストと併読されると「生き甲斐の心理学」がより楽しくなります。

(*2)お詫び:テレビ(インターネットによるテレビ部門)、発売中のDVDの読者からの個別質問は多すぎて答えられません。お許し下さい。

(*3)学友同志がこのブログを話題に明るく爽やかな友情で繋がりますように:
このブログの対象者:テレビ及びDVDの愛読者、ユースフルライフ研究所の講座生徒、NPO法人CULLカリタス カウンセリング学会の会員、ミッションスクール(大学、高校等)での私の勉強会への参加者、全国各地でテキストを愛読して下さっている方、FB, MIXI, TWITTERで友達関係の方々。

(*4)「自分の生き甲斐」を意識化する、または、見つける方法:
「自分の生き甲斐」は「自分で楽しく創造」していく必要があります。自分の個性や生育史を否定していたら、多分、永久に自分らしい生き甲斐は見つからないでしょう。何よりも自分の過去の人生を尊重し、良い思い出も、悪い思い出も、大事にする哲学を確立する必要があります。自分の人生の流れ、独特の方向性を模索し、思索しようとしているのが私のブログです。皆さまの生き甲斐発見と悔いの無い人生確立に役立ちますように真剣に祈りつつ書いています。

(*5)自分を信じる為には人間とは何者か?と言う思索をしておく必要があります。「人の身体は神の神殿」(ISBN978-4-9903527-0-7:植村高雄著):アマゾン、サンパウロ経由全国書店扱い:を読むと何故、自分を信じられるかが明確になってきます。

(*6)既に書かれたこのブログの重要な基本的諸理論について:
テキストの第1章から11章までを楽しく考えていただく為のコーナで、ブログの左側の「カテゴリー」を見て下さい。2005年12月10日から2012年4月6日まで2275回にわけて書かれています。これを読むと日常生活の、どのような生活場面で、これらの諸理論が役立つか理解出来ます。

(*7)応用編:第12章から第14章まで:
2012年4月7日から2013年8月8日まで:488回。

(*8)第15章「自分は何処へ旅しているのだろう?幸福な日々の為の自問自答集」:
2013年8月8日にスタートしました。毎日が旅です。この旅を皆様と共に明るく元気に爽やかに旅をしていきましょう!

(以上)








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