人は一人で誕生し、一人で死んでいきます。社会で生き抜いていく場合でも、あたかも一人で何でもしなくてはならない、かのように考えがちです。<人>という字は二本で構成されていますが、古代の知恵者が考え抜いて決めた字がこの<人>なのです。一人でも幸福感は十分味わえますが、二人で味わう幸福感の大きさ、深さに比べたら話になりません。二人で味わう幸福感はまさに天国です。男女の場合だけでなく、親友、家族、気の合う友達、職場の仲間、全て二人の世界は神秘的でもあり、その豊かな感情の湧きあがりは素晴らしい生き甲斐となります。宗教界でも同じことが言えます。神仏との魂の交流はさらに豊かな愛の世界です。こらから何故、一人での幸福感よりも二人の幸福感が大きいのか、心理療法の原理から思索していきます.
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