他者から見れば何ともお粗末でも、本人はいつも周囲を「自分の理想」から人々を批判し、蔑視し、威張っているような人のお話です。自分の現実から人を見て批判し蔑視できる人間はこの世に一人もいません。それほど人間の業、罪深さは深く大きなものです。ですから宗教が生まれ、キリストの十字架が生まれ、ブッダの教えも生まれてきました。しかし、現実はそうではありません、周囲には、そのように勘違いしているか、思索が不足しているのか、性格がもともとそういう傾向の人なのか分かりませんが、人をいとも簡単に見下す人は沢山いますし、人間には何故かそういう傾向があります。世界の神話を勉強すればするほど、己の至らない原因について悩み苦しむ人が沢山いるのもわかります。自己愛パースナリティ障害は、どんな領域に出てくるかと言いますと、限りない成功と権力追求、知性の追求、美の追求に熱が入りすぎますと問題が出てきます。理想の追求は良い事なのですが、自分の理想と現実の混濁という生身の人間心理に、その遠因があります。ここではお互いにこの傾向をもつ人間ですので、自分の生育史上の理想と現実の混濁だけはしないようにする以外、成長の道はありません。
<自分は何処へ旅しているのだろうか?:266>
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