生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

自分は何処へ旅しているのだろう?:幸福な日々の為の自問自答

2021年06月04日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
感情転移は人間の本能に近い精神現象ですので、人間にはそのような精神作用がある、という事実を受け入れ、それを上手に応用して生きていくと楽になります。どんなに修行を積んだお坊様でも感情転移はしばしばあり、aさんにむけるべき感情をbさんに向けてしまい、bさんを哀しめた、などという現象は日常茶飯事です。ドンキホーテのような極端なものは困りますが、さしたることではない場合、例えば<あ、自分は今、感情転移をしているな>と気付いたら、相手に素直にその気持ちを正直に伝達することで親友を得る事例が多いのです。美しい感情転移もあります。薔薇の美しい香り、その優しさを友達に感情転移したら、されたほうは幸せになります。真善美からくる素晴らしい感情を臨機応変に使いこなすと、その人は素敵に輝いてきます。
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