赤ちゃんにとっての真理とは<お腹がすけばお母さんから母乳を飲むこと、排泄がありお尻が汚れれば清潔なおむつをタイムリーに交換してもらうこと>です。この母の営みがあれば、赤ちゃんは人(自分以外の人、他者である母・人間)を信頼する真理を悟り疑い深い人間にならずに済みます。疑い深い人間でも大きな神仏の愛に触れたり、誠実に愛してくれる恋人を得る機会があれば、愛の営みの中から疑い深い嫌な性格も修正され愛し愛される美しい世界に生きることができるようになります。エリクソンは0から2歳の期間に人間としての<希望力、基本的信頼、不信感の原型>が確立されるという理論を展開しています。森羅万象を素直に観察し、その中から大人の真理を悟る前提として、赤ちゃん時代で身につけたこの真理<希望力、基本的信頼力、不信感>が人生を悔いなく生き抜く生命力を生み出します。
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