自分が死んだ時、肉体が腐敗するだけなのか、或は自分の魂が天国に昇るのか、そのあたりの恐怖心は深刻です。高齢者施設での元気の良い人々の心理療法はもっぱら魂の領域ですが、子供のころから、日本人はその問題を避けて生きてきた形跡があります。比較宗教学ではきちんと勉強しますが、普通の人は民話、個人的な趣味の範囲でしか追及していません。私の人生での結論は<魂は病むこともなく、老いることもなく、愛そのもので永遠不変なもの、臨終とともに生物体としての肉体から離脱していく知的生命体>と結論しています。比較宗教学では魂の存在は科学者にまかせ、上記の<魂の定義>を信じて、見えてくるもの、見えなくなるもの、という視点から論を進めていきます。
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