生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

自分は何処へ旅しているのだろう?:意識と知覚 :その9:幸福な日々の為の自問自答集

2015年09月03日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
全ての悩みの初期の段階を生き甲斐の心理学では第1段階と位置付け、それを「不安感」として解釈し、表現しています。さて、私の事例をお話します。心理療法との出会いは1960年シカゴ大学に於いて企業からの留学生徒としてですが、その前は、当時、某大手繊維会社に入社した私は、いきなり社長室に配属され永田町担当でした。アルバイトをしたことも無く、ひたすら大学で法律と政治学を学んでいた私が、いきなり当時の永田町を担当したわけです。色々の政治家の姿、それを取り巻く官僚、美しい秘書軍団、観るもの聴くもの、全てが私にとり「異界、魑魅魍魎の世界」でした。アルバイトをして多少は世間を見ていれば、汚れた大人の世界などと青臭いことはいわなかったはづですが、純情かれんな青年の私は、何と汚い大人の世界だと、大いに嘆き、不満だらけ。さて、その悩みとは、今から想うに本当に馬鹿みたいな悩みでした。「永田町とは美しい政治を想い描き、語り合う政治家の世界、政治家とは明治維新の坂本竜馬のごとく、志高く、世間の悪を正し、素晴らしい日本の社会を創造していく為の、偉大な人々の世界、と思いこんでいた自分がいます。ところがどうでしょう?その現実に本当にノイローゼ気味になりました。この驚き、不満、嘆き、失望、実に複雑な心理を持つ私。このどろどろした感情は、私の生育史上からくる政治家に対する「理想」像からうまれています。理想像は、志が高潔な政治家達、その現実は、実に汚い政治家達、そのギャップ、を「生き甲斐の心理学」では、とりあえず「不安感」と定義しています。この不安感と言われている内容を色々の言葉で書きだせば、不信感、疑惑、罪悪感、劣等感、混乱感、孤立感、停滞感、絶望感などがありますが、とりあえず一人の青年の感じるどろどろした世界のことを、不安感と定義し、そこから不安感の解消、とう作業に入り出すわけです。時々心理療法の試験で出される問題の一つに、こういうものがあります。「君が感じている不安感の種類を最低50個、書きなさい」。是非、皆様も今感じている不安感の内容を自分の言葉で50書いて見て下さい。人類73億の「理想と現実のギャップが第一段階である不安感」ととらえる所から心理療法が始まります。そうすれば、73億の人々の言語、その表現の違いに振り回される事なく、心理療法を始める事ができます。

「自分は何処へ旅しているのだろうか?:<746>


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自分は何の為にいきているのか、を楽しく思索するのが「生き甲斐の心理学」です。 その研究方法について下記に列記しておきます。どんな厳しい現実でも、その現実には深い意味があり、その意味を探索しつつ明るく元気に爽やかに生き抜く知恵をここで学友とともに探り合います。学友は生涯の親友となるでしょう。:


(1)テキスト購入先:「生き甲斐の心理学:ISBN 978-4-9903527-2-1」はアマゾン,サンパウロ書店経由で全国書店で販売されています。テキストと併読されると「生き甲斐の心理学」がより楽しくなります。

(2)お詫び:テレビ(インターネットによるテレビ部門)、発売中のDVDの読者からの個別質問は多すぎて答えられません。お許し下さい。

(3)学友同志がこのブログを話題に明るく爽やかな友情で繋がりますように:
このブログの対象者:テレビ及びDVDの愛読者、ユースフルライフ研究所の講座生徒、NPO法人CULLカリタス カウンセリング学会の会員、ミッションスクール(大学、高校等)での私の勉強会への参加者、全国各地でテキストを愛読して下さっている方、FB, MIXI, TWITTERで友達関係の方々。

(4)「自分の生き甲斐」を意識化する、または、見つける方法:
「自分の生き甲斐」は「自分で楽しく創造」していく必要があります。自分の個性や生育史を否定していたら、多分、永久に自分らしい生き甲斐は見つからないでしょう。何よりも自分の過去の人生を尊重し、良い思い出も、悪い思い出も、大事にする哲学を確立する必要があります。自分の人生の流れ、独特の方向性を模索し、思索しようとしているのが私のブログです。皆さまの生き甲斐発見と悔いの無い人生確立に役立ちますように真剣に祈りつつ書いています。

(5)自分を信じる為には人間とは何者か?と言う思索をしておく必要があります。「人の身体は神の神殿」(ISBN978-4-9903527-0-7:植村高雄著):アマゾン、サンパウロ経由全国書店扱い:を読むと何故、自分を信じられるかが明確になってきます。

(6)既に書かれたこのブログの重要な基本的諸理論について:
テキストの第1章から11章までを楽しく考えていただく為のコーナで、ブログの左側の「カテゴリー」を見て下さい。2005年12月10日から2012年4月6日まで2275回にわけて書かれています。これを読むと日常生活の、どのような生活場面で、これらの諸理論が役立つか理解出来ます。

(7)応用編:第12章から第14章まで:
2012年4月7日から2013年8月8日まで:488回。

(8)第15章「自分は何処へ旅しているのだろう?幸福な日々の為の自問自答集」:
2013年8月8日にスタートしました。毎日が旅です。この旅を皆様と共に明るく元気に爽やかに旅をしていきましょう!

(以上)
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