昔、モスクワで飛行機事故に遭遇しました。胴体着陸として滑走路に突入する時、あー、駄目だ、と観念しましたが、草むらに止まった時、おや、まだ大丈夫だ、と思った瞬間は生涯、忘れられません。おや、まだ大丈夫、と思った瞬間から、死を覚悟していた冷静な自分が急に慌てだし人々と外に飛び出しました。ひたすら飛行機から離れ爆発を恐れ遠くに、遠くにと全力で走った時は、冷静さを失い気が狂ったような自分を感じていました。それからが大変で全身は、がたがた震え避難所では顔面蒼白、茫然自失でした。何故、自分はこんな酷い事故に遭遇しなければならないのか、現実の解釈をめぐり頭は大混乱でした。暫くこの現実の解釈について思索していきます。
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