五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

籠が御縁で韓国へ

2016年01月01日 | 第2章 五感と体感
籠が御縁で韓国へ2016年1月1日

昨年の四月に秋保温泉のホテルで私が持つ籠と同じ物が欲しいと声を掛けられ、それから5ヵ月後に奇跡的手に入れて、そこから更に2ヶ月後に「欲しい」とリクエストした方にその籠を手渡すことができました。この流れはブログでも綴ってきましたが、この度、その方Hさんの住む韓国に招待をされたのです。
そのようなわけで、二泊三日の濃密な韓国旅行を楽しんできました。

韓服と洋服のデザイナーであり、週に数回の料理番組を持つ有名なマルチクリエーターであるHさんのお店は日本大使公邸の近くにあり、そのあたりは、立派な住宅が立ち並びソウル市内を一望できる高級住宅地です。

ソウルを拠点に韓国の歴史を辿る旅にも恵まれ、とても有り難い経験をさせていただきました。
ソウルから南東に位置するチェジュンの山奥に663年に建立された浄芳寺があります。幹線道路から外れた山道をぐんぐん上っていくとそのお寺があるのですが、韓国の山はほとんどが広葉樹であり岩山が主なので、日本の山の様な深みは無いのですが、低い山が幾重にも重なる風景は大変美しいものでした。
浄芳寺に半年前に赴任された御住職からお茶を振舞って頂き、7世紀あたりの日本と韓国の歴史を融合的な観点で語り合ったことは、生涯の思い出になるといっても過言ではありません。
663年に寺を建立出来たのは、本堂の裏に岩から沁み出す水があったからであり、それが枯れないことで、こうやってお茶を頂き暮らすことが出来るのだそうです。
お寺は薬師寺風に彩色されたという感じで、先日訪れた日御碕神社の彩色とも似ています。そこに立石寺と東大寺二月堂の僧院を混ぜた様な寺の造りをもっと質素にしたような印象を持ちました。そこからの眺望が素晴らしく、いつまでも佇んでいたい情動に駆られる場所でもありました。
アメリカの大学でキリスト教史を学ばれた経験のある御住職の眼差しには、私も久しく観たことの無い聡明さを覚え、事の本質を捉えることに長けているHさんの思惑がピタリと私の感性に響くことも感じました。
森羅万象を感じ合う事も普遍性を捉える事も人の成せる役割であろうということをしみじみと感じた時間でもありました。

続きはまた明日~

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