五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

子供天国と都市計画

2015年02月08日 | 第2章 五感と体感
各都道府県の市町村の人口入出数が発表されました。なんといっても気になるのは私のテリトリーである東京都や神奈川県です。
最近、川崎市の武蔵小杉の変貌が凄いのです。東急とJRの乗り変えぐらいにしか利用していない駅だったのですが、ここ数年でタワーマンションが数棟建ち、大きなショッピングモールが完成し、あっという間に子供天国の様な街に変貌したのです。
どちらかというと下町風の地域でもあり、ごちゃごちゃした町並みは哀愁漂う雰囲気を醸し出していました。
それが、車で通過するたびに区画整理が施され道路も広くなり、電車から見える風景もいつしかスタイリッシュなカッコよさと変わり、街を歩く人々も中高年から子供連れの若い家族にと一気に変わりました。
この一、二年で、これだけ変貌する街も珍しいかもしれません。
ショッピングモールには子供が溢れています。こんな光景は久しく見たことがありません。

先日、そのショッピングモールを歩いてみました。利用者の懐具合をよくよくリサーチした店舗内容です。屋上は子供の遊び場があり、幼稚園並みの賑やかさです。フードコートも広く、大きなサービスエリアかと思うくらい何でも頂くことができます。
老若男女の嗜好を満たすフードコートは、お昼過ぎでも人でいっぱいです。

綺麗な施設に綺麗な街並み、土を触らない遊び場、そして天空の住居、、、

みなとみらいにしても武蔵小杉にしても人口の急増で子供の数も増え、公立小学校は分校や仮設校舎を建てたりして、対応に追われているようです。
道路だけでなく、学校というインフラは、都市計画の内容としてとても大事な事項でもあり、余裕を持った予測と対応が出来ていないことに住居を提供する企業と行政との連携の不備を指摘せざるを得ません。

住民の移動は、古来から行われてきたことです。
自分の住まいの現況に不満があれば、次の定住先を求めて人は移動してきた歴史があります。

天空の城に住まう子供達が、新たな傾向を生みだすことに興味を持ちつつ、武蔵小杉駅前の歩道から上を見上げるのでありました。

天と地を自由に行き交いながら暮らす人々が、地に根ざしてきた多くの人々にどんな刺激が与えられるか、興味は尽きません。

子供は世の宝です。子供天国に明るい未来を感じたいものです。

日本の子供が全部集まっちゃったんじゃないか、と思うくらいの賑やかさが20年後どう変化するかも、20年後の楽しみに取っておきます。

みなとみらいが変貌する様子を毎日眺め続け、横浜駅近くには扇型の操車場があった頃を知る私も段々と時代を生きてきたと言える年頃になって来たっていう事ですねww

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震災対策技術展を見てきた

2015年02月07日 | 第2章 五感と体感
東日本大震災からもうすぐ4年が経ちます。
宮城県亘理郡山元町で出会った支援活動家のKさんとの出会いがきっかけで、みなとみらいのパシフィコ横浜で行われた「震災対策技術展」に行ってきました。大変な盛況ぶりで、防災関連の車、船、非常食に至るまで、いっぺんに見ることができ、大変勉強になりました。非情食は試食可能で、意外な美味しさに感心しました。国土交通省の移動被災地本部車のお披露目もあり、何と言っても瓦礫の土地を縦横無尽に走る車が5,6台展示されており、これは圧巻でした。

巨大な会場の混雑を掻き分けながら、
岩手で設立した復興支援を目的とした会社㈱ループラスが「女性のための防災セット」発売(3月11日)することとなり、そのプロモーションブースを訪ねました。

女性のための防災セット「小町」。被災者の方々が手作りした防災セットです。セットの中には、震災の経験を活かした女性に必要なグッズが入っています。その中心となるのが布ライナー。(下着が替えられない時に使う取り換え可能なライナー&ナプキン)
かさばらず、洗って使えますし、天然素材なので身体に優しいのです。

ライナーだけでも販売しているそうです。ライナーは本当に便利です。

生活必需品が被災地まで届くまでの間、自分でなんとかしなくてはなりません。
普段の生活であたりまえのように使っていた使えなくなるストレスは、経験してみないと解らないかもしれませんが、自分のための防災セットは、震災から時間が経つにつれ放置されがちになっているのは私にも言えることです。

http://looplus.jp/ ㈱ループラス 
どんなものかちょっと覗いてみてくださいませ。

若い女性ほど、必要でありましょう。備えあれば憂いなし。

さて、
私は3月13日~15日まで宮城県亘理郡山元町を訪問します。いつもお世話なっている「ささえ愛山元さん」の皆様はお元気でお過ごしのことと思います。
雪の心配もあり、今年から訪問を真冬から春と変更しました。ほんとうは寒い冬のほうがよいのですが、これもまた危機管理上止む得ないことです。

懐かしい皆様のお顔を想い浮かべ、旬の苺のお味を楽しみにそろそろ勉強会の内容を考えます。


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果てしないグレーと「間」

2015年02月06日 | 第2章 五感と体感
或る程度間を置く事も解決できる一つの方法のようです。
人の態度や言動、行動、嗜好には必ず意味があります。

「別に意味は無いんだけど~これが好き~」
「どうでもいいことなんだけど、そうかなぁ~と、思ったりして~」とか、

瞬時に張る防衛機制的な言葉の後にやってくる意思は、日本に住んでいると気にならないくらい普通の意思伝達形式です。
海外でこのままの発言をすると、必ず聞き返されたり、どこか具合が悪いのか?と云われます。

自分の意志を貫き通すことも大事なことですが、現実を吟味することで自分が選択して行動することによってどんな事が想定されるかを思い巡らすことのできる時間を持つことができると、今の自分の在り様も見えてくるはずです。

悔いの無き選択と自由意思の有効は、その先に性善説的な希望があってこそのものであるように思います。

和合と受容には、間が必要です。

「間」という時間で吟味する「思考と感情と行動」がよりよく生き延びる力を与えてくれることを祈ります。

白と黒との間のグレーは限りなく深く広い色なのです。
多様な答えの選択をしながら生きなくちゃならない人類はややこしいけれど本来は魅力的なはずだと思いたいものです。

限りなく深く広いグレーの落とし所と「間」の関係を考えてこそ私らしいと思う今日この頃です。
白にしても色々な白があり、黒にしても色々な黒があることを忘れてはならないな、と心に留め。。。


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語る言霊の点検

2015年02月05日 | 第2章 五感と体感
一日の出来事を話す家族の食卓や友達との会話は、一見どうでも良い話に見えますが、実はとても大事なことかもしれません。
近しい人々とのどうでもいい話といえば、テレビを見ながら呟くことを黙って聞いているだけでも会話のようなものです。
呟く言葉が不快であれば、横で聞いている相手は気分が萎えます。
楽しいコメントが出てくれば、一日の疲れも吹き飛ぶ事でしょう。

自分の口癖がもしかしたら相手をゲンナリさせているかもしれません。

語る言霊は、どんな言葉でも言霊です。

家族や近しい人、職場の人は、大抵自分の口癖を把握しているはずです。

大人になると出す言霊の傾向にいちいち文句をつける人はいません。年を重ねれば重なるほど、その人の個性として「しょうがないなぁ」と我慢する力も備わってくるので、その言霊から逃避する術も備わります。

いちいち文句をつけているのが自分であれば、もしかしたら自分の解釈に何らかの問題があるやもしれません。

立春の季節、そろそろ年度末にも近づいてきました。別れや出会いの季節を控え、年に一度ぐらいは自分の語る言霊の点検をすることに気を向けたいものです。

語る言霊は、自分の今の環境の現状解釈、日頃の考え方に繋がります。ついつい出している言葉に自分自身がハッとすることがあれば、それは軌道修正のきっかけにもなります。

そんな時、
自分は心の問題?身体の問題?魂の問題?一体何が言葉として表わされているのか、つい出る言霊を抑えちょっと口を閉じて思い巡らせてみるのです。
口を閉じてみるとワラワラと何かが湧きあがってくるとしたら、それが自分に湧き上がってくる何らかの不安な感情であることに気付いたとしたら次の道筋が見えてくるかもしれません。

相手に訴えている何らかの言霊が相手という対象に寄りかかっているだけだとしたら、自分の背筋を伸ばして自分で立ってみることにも繋がるやも。

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春が立つ

2015年02月04日 | 第2章 五感と体感
今日は立春です。

暦の本の一ページ目に戻りました。

廻り改まり、新たな年です。

気温は低く春と云うには少々早く感じますが、暦は春です。一月末の大寒とは打って変わり、暖かいイメージが一気に広がります。

二月三日は邪気を払い福を呼ぶ節分祭。陰の気から陽の気へと転換する立春にかけての風習は、108の煩悩を鐘の音に引き変える大晦日から元旦に比べるとしみじみ感ずる静かさよりも陽気な明るさを直接的に身体で感じ、なんだかとてもすっきりとします。

忙しない12月から大晦日は一年の締めくくりに奔走し、正月から立春までは自分を立て直す時期でもあり、少々時間はかかりますが、静かに自分を改めるよき機会です。

昨日は10年続いている鎌倉腰越での勉強会の第一回目でした。新たなメンバーをお迎えし、節分らしく心新たなきりりとした時間を過ごすことができました。

2015年。そろそろ自分のペースと予定が見えてきた頃でもありましょう。
自分の心掛けをひとつひとつ叶えながら時を大切に歩んでゆきたいものです。

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難波田史男展・世田谷美術館

2015年02月02日 | 第2章 五感と体感
冷たい風が強かった日曜日、世田谷美術館で「難波田史男の世界・イメージの冒険」を観てきました。

友人との約束の時間ぎりぎりで、砧公園を早歩きしながらも蝋梅の花を愛で、桜の蕾も確認することができました。

世田谷美術館は、ここ数年、世田谷区に所縁のある作家に焦点を当て、「地消地産」いやいや漢字を改め「地生地産」を大事するようになってから観ている側にも企業努力が感ぜられ、キュレーター方々の努力もよく伝わってくるところが、これからの地域の美術館の在り方として好感を持たせて頂いています。
島国である日本は、海外からの美術品を借りるにしても、膨大な輸送と高額過ぎる保険料が発生します。人が移動しやすくなった現代、美術品が移動することに重きを置くよりも、人が移動し鑑賞することを文化を含めて体感するには、そちらの方が理想的かもしれません。
多額な予算が必要な展覧会は、国立の美術館や資本力のある企業経営の美術館にお任せすればよいのです。

今回の「難波田史男の世界展」も、32歳という若さで亡くなった彼の表現の足跡を展示しています。1940年生まれであるので、生きていれば75歳。彼の父は、難波田龍起。私が何気なく観てきた抽象画家の一人で、今回は、父上の作品の前に初めて一人の作家として意識することもできました。
世田谷在住の作家でもあり、父の龍起の名声もあることから息子である史男の作品は、世田谷美術館に800展保管されているそうです。

文字と表現に深い深い隔たりがあるのか、どの部分で一致しているのか、イメージという表現の中で理論化しようとした彼の不一致な努力に何とも言えない苦しさを感じ、32歳という生涯が彼にとっては、決して短いものではないようにも感じました。

史男の才能もしくは傾向を肯定的に受け容れ作家としての道筋を応援していたであろうご両親の深い愛をも伝わるものがありました。

表現する環境は、一人では作ることはできません。その環境を提供し支えたからこその作家であることを整然と展示された300点余りの作品にキュレーターの編集力と整理力と展示力をも感じ、作家だけでは成し得ない総合力的なものを勉強させて頂いた展覧会でした。

一貫した傾向は、才能と表裏一体でありましょう。

今回の展覧会はカオスを整理したキュレーターの達成感をも感じ取った展覧会でありました。

縁の深い美術館のレストランに皆と長居しながら、今日切られるというヒマラヤ杉の大木に合掌し、好きな美術館で休日を過ごすことができたことに感謝しています。

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