五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

濃くなる緑と夏至の頃

2017年06月13日 | 第2章 五感と体感


濃くなる緑と夏至の頃 2017年6月13日

ここ数日で庭の草木の緑色が一層濃くなってきました。
日の暮れる時間が一番遅い時期に入り、昨日は19時半過ぎに空を見上げると、西の彼方にまだ陽の明るさが見えました。
九州あたりですと、20時頃まで夕方の空なのでありましょう。
日が長くなると、得したような気分になり、西の空を暫く眺めていました。
浄土が西の彼方にあることと、日出ずる方角の東の印象は、まさに「日が沈む」「日が出ずる」であり、単純そのものです。

人生の始まりであったり、人生の終焉であったり、事の始まりや終わり、それらに準(なぞ)えて、自ずと旭日と夕日に手を合わせることは、人の持つデジデリウム(見神欲)の証でもありましょう。

どんな状況にあろうと、毎朝、同じことが繰り返される自然現象は、私たちのアイデンティティの共通した普遍性に繋がるのです。
地球で生きる私たちに平等に与えられた条件でもあり、どんなに悲しくても、どんなに嬉しくても、朝がきて夜がきて、また朝がくることには何ら変わりがありません。

庭の草木の濃くなる緑も然り。
梅雨時になると、一層緑が濃くなり、光合成の息吹が聴こえてきます。
巡回するお決まりの現象に、旭日と夕日を重ね合わせると、生きて過ごす一日一日の尊さが見えてくるのです。

夏至と夏越の祓
冬至と大晦日
いずれも、心身糺す好機でもありましょうし、何かの区切りの機会にもなりましょう。
梅雨の時期、お天道さまの姿はいっそう尊いものになります。恵みの雨も陽の光も大事にしたいものです。
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