五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

所作に意識を向けて過ごす

2017年06月01日 | 第2章 五感と体感


所作に意識むけて過ごす 2017年6月1日

5月末の三日間、二日間は表装作業ができ、三日目は自宅で友人と話をし、心身の調整ができました。

今日から水無月。
一雨ごとに伸びてくる雑草を眺めつつ、足柄のみかん山の雑草の繁り具合を想像するなどということは、昨年の今は考えも及ばなかったことです。
ここ数年は、せねばならぬシガラミ的役割が仕事と重なっていたことで、かなりタイトな生活をしていたことを改めて自覚しているところです。

最近、執拗なほど手仕事をする他者の手に目が行きます。
着物を着つけるときの人の手や、テレビで見る諸々の職人の手の動き、絵を描く指使い、掛け軸を巻く表具師の手の動き等々。。。

手をかざし大きく振舞っているわけではなく、適度に手を動かし、指先を使い、着々と出来上がっていく様子に、じわじわと感動の思いが湧き上がってくるのです。

はてさて、自分の手はどうなんだろう。
意識したところで、作業に集中しているときに自分の手の動きを俯瞰することは、案外難しいものです。
でも、今の自分の作業を瞬間毎に丁寧にすることを意識すると、今までとは少々違う落ち着きが作業中にも体感できるような?そんな気がしています。
丁寧な作業は、丁寧な所作でもあり、それがなされていると平安な空間に身を置いている自分を感じます。

そろそろ本格的に稽古に入りつつある仕舞の型付けも、この心構えで少しは違うんじゃないかと妄想的期待を込めているのですが、進んでいくしかありません。
ちょいと落ち着いた時期に、所作に気遣う方向に意識を向けていたいものだと、水無月の始まりに思うのでありました。

・・・・
2017年公開講座のご案内

ユースフルライフ研究所


6月6日 鎌倉腰越講座
6月20日 つつじヶ丘講座

NPOキュール東急セミナーBE講座

6月16日雪谷校
6月23日たまプラーザ校

(NPOキュール会報もしくは東急セミナーBEのホームページをご覧ください)



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする