五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

宮城県山元町から戻りました

2013年02月03日 | 第2章 五感と体感
宮城県山元町での二泊三日の旅を無事終えました。
私の故郷の気分で滞在してきました。

NPO法人ささえ愛山元の皆様、ほんとうにほんとうに感謝でいっぱいです。

福島駅ビルのドトールコーヒーで阿武隈急行を待ちながら人々の会話に耳を澄まし、私の隣で受験勉強する高校生に心の中でエールを送り、阿武隈急行で乗り合った方々が住む家の除染の状況や思いを聴くことにもなり、角田の駅から乗ったタクシーの運転手さんからも火力発電所の再興や復興の様子も教えていただき、しかもささえ愛山元さんへの道のりをしっかりとナビゲートできた私自身にも感動し、一日目の道程から感慨深い出会いがたくさんありました。

昨年8月から比べると瓦礫処理も進み、今年から稲を植える田んぼもあることを聞き、苺のハウスも若干増えてきたようにも見受けられ、今回は待望の新鮮な苺をお腹いっぱい頂くこともできました。

そして、常磐線の位置も決まったことも知りました。

二日間の勉強会にはのべ41人が参加してくださいました。

ささえ愛山元さんのデイケアーの業務が完了した夕方5時~6時半の間に「生き甲斐の心理学」を「傾聴」と「自己開示訓練」を学んでいただきました。
一日目は以前のブログにも書いたように24節気の表を利用し、参加者個人の感情を自分自身が意識することを中心に私が水先案内人になり、知らず知らずのうちに皆様が意識化できるよう楽しく展開することを心がけました。

二日目は亘理町に住むSさんの趣味である能面打ちの仕上がった能面をいくつかお持ちくださるようお願いし、勉強会の後半は能面を眺めながら、皆様が湧き出す感情をあれやこれや自由に発言していただき、勉強会の最後は「さんさ時雨」の大合唱で締めとなり、涙あり笑いありの「和気あいあい」で終了となりました。

少ない時間の中ではありましたが、凝縮した中味の濃い時間となり、皆様の学習情動に私自身が元気を頂きました。

昨年末から具体的に始まった町民による傾聴活動は、とても素晴らしいことです。そして、その傾聴活動している皆様が多く参加してくださったことも、私達の役割を果たすことが出来、遣り甲斐を感じました。

傾聴ボランティアの皆様は、役場から傾聴に関しての指導を受けても実際に活動してみて湧きあがる疑問や戸惑いに随分苦労されていたようです。
今回の勉強会は、活動している皆様の具体的な質問にもお答えすることもできました。

地元の方々が根気よく謙遜に関わることで、傾聴する側も話す側も互いに信頼関係が生まれます。その信頼感が必ず互いの生き甲斐に繋がっていくはずです。信頼関係を結んだ方々が増えてくれば、自然と和が広がっていきます。その効果を担う一人であるということを意識して活動していくことに意味があるのだとしみじみと感じました。

ささえ愛山元のスタッフの皆様、傾聴ボランティアの皆様、声を掛けられて参加しだくださった近隣の皆様、次回の勉強会でお会いするのを心待ちにしています。

取り急ぎ、感謝とお礼を籠めて。

今週は、山元町の報告を兼ねて、皆様との暖かい交流をブログでお知らせしようと思います。


告知:
「江戸表具を愛する会」本日から地下鉄銀座線「銀座駅」近くの地下通路で開催中。

銀座三越の地下から東銀座にかけての地下通路のショーウィンドーです。
作家の常駐はありません。作品のみの展示です。

期間:2013年1月13日から2月9日まで、銀座プロムナードギャラリー

クリック応援お願いします♪「生き甲斐の心理学/五感で観る」
人気blogランキング
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする