五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

二月堂の祈り

2013年02月24日 | 第2章 五感と体感
今年で1,258回目の(1259?間違っていたらごめんなさい)のお水取り(修二会)がいよいよ始まります。(実際には20日の別火から始まっております)
3月1日から始まる本行は、1日から14日まで二月堂に掲げられる松明の火の粉を浴びると無病息災が叶うと云われ、全国から多くの方がやってきます。

奈良時代から休みなく続けられてきた修二会のほんの数十年が自分の人生ですが、自分の生きる軌跡と重なることを考えるだけでも尊さを感じ、安定感を得、有難いと思うのです。

二月堂から正倉院や転害門方面に抜ける小路は私の魂の故郷ですし、同時に自分自身の遺伝子の連鎖を感じる場所でもあるので、時々、その場所を歩くだけで「陽の気」を吸収している自分を感じます。

馬酔木の花に包まれながら奈良の春を体感したい気持でうずうずしています。

四旬節の時期でもあり、二月三月は新しい命を迎えるための儀式の時期です。

頭(こうべ)を垂れ、自らの行いや思いを、ほんの少しの時間、静かに巡らしてみるだけでも、心と身体と魂が自分の身体の中で浄化しながらぐるりと廻る体感を得られるかもしれません。

糺す時期に習い、自らを糺すことは、人間の生きる術であるように思います。


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