五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

何を受容するの?

2013年02月28日 | 第2章 五感と体感
「自分を受容する」ということは、どういうことなのでしょう。

「自分を赦すとか、これでいいんだ、と自分に言い聞かせることとか」と、言われがちですが、

この言葉は、少々誤解を招く言葉かもしれません。

これでいいのだ、とか、赦す、というのは、自分の中から湧きあがってくる感情を赦すことであり、湧きあがってくる感情をそのまま湧き立たせることです。

自分を許すのではなく「赦す」です。
ありのままの感情を自分自身が意識化することが「受容」なのです。

受け容れがたい相手を、嫌々受け容れところで何も解決しませんし、許したくない相手を無理して許そうとしたら、嘘をついている自分に益々ストレスが強まります。

自分から湧き出す感情を湧き立たせることを自分自身が赦すことを「赦し」と、解釈したほうが自然です。

無理やり自分自身を可愛がるより、嫌な自分をそのまま受け容れることのほうが、自分の本音にうんと近づきます。

自分の本音に近づくことのほうが、表層的に美化した考え方を押し付けることよりも大事なことなのです。

自分の本音に近づくことを受け容れるには、吐露する言葉をありのままに否定も肯定もせず、聴いてくれる相手が必要です。

その相手は、人間かもしれないし、仏様、神様かもしれないし、海や森かもしれないし…、人それぞれでしょうし、時と場合によると思います。

受容するタイミングは、自分がそれを望んでいれば、きっとピタッと腑に落ちる時がやってくるはずです。

そのためには、「自分に受容する時が訪れること」を信じることが大事なことかもしれません。

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