五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

自分の力で相手を変えられない

2012年06月28日 | 第2章 五感と体感
自分の事を解ってもらう、ということはどういうことでしょう?

自分の事を解ってもらう。。。何を解ってもらいたいのでしょう?

相手の問題なのか?
それとも自分の問題なのか?

他者を自分の力で変える事はできません。

自分が頑張っている姿を他者に見せたところで、それは焼け石に水でしょう。

相手が頑張ることを要求している事と同じです。

「自分の姿を見せる」ということは、自分の姿を見せつけ、自分がお手本になることではありません。

昨日のブログに書いた用語「アイデンティティの統合」が取れている状態の自然体な自分、つまり自己受容・他者受容している自分を気負うことなく要求することなくそこに居るだけでよいのだと思います。

「他者に自分の姿を見せる」ことは、他者に解ってもらうための行為ではありません。

ありのままの自分で居ることが自分のアイデンティティの統合に繋がり、アイデンティティの統合がはかられている人の傍に居る人は、自分の防衛機制や心の揺らぎを感じ取りながら現実吟味力を測ってしていくようです。

変わってもらいたい人の心を撫でることよりも、変わってもらいたい人を信じる事が、傾聴の基本であるように思うのです。

変わってもらいたい人が病んでいるのではなく、変わってもらいたいと要求している人のほうが病んでいることもありそうです。

映画「シックスセンス」を再び観たくなりました。

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