五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

春を待つ

2012年02月22日 | 第2章 五感と体感
東大寺の二月堂でのお水取りは、今年で1261回目です。

ブログでは何度も書いていますが、二月堂から東大寺本殿の裏手に抜ける路は、私の魂の故郷です。
昔々の記憶が体感として蘇り、裸足で草履のようなものを履き、巻子を持って歩いている自分を感じるのです。
その時の気持はワクワク。そのワクワク感は、どうも学ぶことの喜びのようです。

小僧なのか、僧侶なのか、それは解りませんが、体感だけが蘇ります。

うららかな春の兆しの中、練行衆の繋ぐ命は、私の魂にしかと根付いているのがわかるのです。

そして、今日はキリスト教では、灰の水曜日です。昨年祝別したシュロの葉を灰にします。
そして四旬節に入ります。復活祭までの祈りに入るのです。

今年は練行衆が戒壇院に入る時期とほぼ重なるのは、今年の復活祭が4月8日だからかもしれません。

クリスマスを冬至と合わせ、復活祭を春分の満月と合わせていることに、多宗教を含んできたキリスト教の特徴の面白さを感じます。

何が絶対かは解りませんが、確実に春に向かっていることを感じることのほうが普遍的で自然な心の動きかもしれません。

お釈迦様の誕生日と復活祭が同じ日に重なると、仏教とキリスト教の行事がしっくりと重なるのです。
魂を信じる「人の真摯な姿」は理屈なく美しいと思うのです。

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