五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

自分の意思を大切に

2011年12月03日 | 第2章 五感と体感
当たり所のない怒りや苦しみ、不安感を他者に話すと、その場では癒されます。

癒されますが、自分自身の問題を解決するに至るまで、たった一度の会話で済むかというと、そう簡単にはいかないように思います。

自分が語っている最中に、他者から勝手な推測をされることがあります。その時は、「そうかなぁ~」と、思っても、その人と別れて、暫く経つと、言われたことに対しての違和感を感じることは良くあることです。

話を聞いてもらう過程において、あまり早い時期に、自分の現象に対しての見解や理由を相手に推測されても、解決には至りません。むしろ、数時間後、数日後に不快感が湧き出してきます。

それは、何故なのでしょう。

つまり、答えは、自分の内にあるからです。

自分の不安感にぴたりと添いながら、自分の言葉を大切に聞いてくれる人と話すと、いつしか自分の問題にすんなりと向き合っている自分に気付くことがあります。それが、傾聴の効力なのだ、と何度か経験したことがあります。

答えを出すことを急がせるような人に話を聞いてもらうことだけは避けたいものです。

自分の不安感と向き合うことに勇気がいることは、自分が一番知っているように思います。

自分が向き合うための時期は、自ら湧いてくる情動からでしか、どうにもならないようです。

それまで、じっくりと、待ちながら、静かに話を聞いてくれる人がいたとしたら、その人との関係を大切にすることです。

でも、その相手を見つけるのも選択するのも自分自身。

選択して、信頼するのも自分自身。

他人は、そんなところまで手を差し伸べてはくれません。
自分のことで精いっぱいなのは当然のことでしょう。

だからこそ、自分の意思を大切にしていきたいものです。

意思を表し、それが伝わると、何故か手を差し伸べてくれる人が現れるのも不思議です^^

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