五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

解ってもらえない

2011年09月11日 | 第2章 五感と体感
「食べたくない」「死にたい」

毎日、そのような訴えを聞きながら、親の介護をしている人は、自分が精いっぱいやっているのに、なんでそんなことばかり口にするのか、ほとほと疲れ果てていらっしゃる方も多いと思います。

食べたくない…
死にたい…

甘えることのできる家族に伝達する「発する言葉の背景」とは一体何なのでしょう?

感情の言語化を平素している人でしたら、そういった言葉を発する前に、きっと違う言葉が発せられ、ひょっとしたら大事な家族に「死にたい」等と云う言葉を発しはしないかもしれません。

本当に言いたい事を我慢しているから、そのような言葉しか発することができない、という考え方もあるでしょうし、
自らが持つボキャブラリーの少なさ故、そのような言葉しか思いつかないのかもしれません。

ボキャブラリーが少ない。。。つまり、自分の発する言葉を意識してみると、案外同じような言葉だけを繰り返して使っているに過ぎない自分に気付いたりします。

親といえども、他者のことは解らないので、まず自分の中にある「解ってもらえない」「解ってほしい」モヤモヤした感情を、平素、どのように表現しているのか、意識化してみると良いかもしれません。

感情を言語化してくには、訓練が必要です。

どちらにしても、心の奥底の不安な感情を解ってもらえたら、毎日同じ言葉を繰り返すことが減っていくようです。

自己受容と他者受容は、マニュアル通りに上手にいきません。
自分の感情をお口に出してみると、自分の考え方(思考)の傾向が見え、それによって成される行動も、自分自身で意識化しやすくなるように思います。相手に解ってもらおうとする前に、自分自身が自分のことを解ってあげているかのほうが始めにやるべきことかもしれません。

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