五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

生きるための神話

2011年09月07日 | 第2章 五感と体感
東日本大震災から半年が経とうとしています。原発の問題に関しては、私自身の問題として何を選択し何をすべきかは、経過を窺いながらという状況です。

そんな中、地震と津波の被害に遭われた地域の方々の復興へのニュースが私の目と耳に入ってきます。

身体一つで生き延びて、ようやく仕事の目処が立ってきた方々の姿を拝見し、生きることの意味を学ばせて頂いている自分が居ます。

今回の台風12号では、甚大な被害が発生し、日本が山と海の国であることを強く意識させられました。

自分が住まう土地で生きるために、どんな条件が必要なのか、色々な技術が発達し、安心して生活できるために工夫を重ねてきましたが、予想をはるかに超えた自然の猛威に打つ手はありませんでした。

山の民、海の民が、長い歴史の中で語り継いできたことは、神話となり、人々が生き伸びていくための大切なマニュアルとなっていきます。
「神話を大切にしない民族」について、以前学んだことをふと思い出しています。

神話を持たない民族は滅びる、と教えられた時、どんな意味が含まれているのか、随分考えました。

生きている地球の表層に暮らす私達人間は、宇宙から見たら目に見えない小さな生き物にしか過ぎません。

経験したことを学び、それを後世に伝えることは、今を生きている私達の役割でもありましょう。

岡本太郎の「明日の神話」は、ピカソの「ゲルニカ」同様、後世に伝えるためのモニュメントなのです。そのような視点で考えると、映画「2001年宇宙の旅」、「AI」、「猿の惑星」等は、後世に残すための神話となり得るかもしれません。

古文書から紐解く知恵と後世に残す知恵は、人が生き延びるためのマニュアルとなります。

先祖の知恵。後世への知恵。

役割を繋いでいくのは、今を生きている私達自身…

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