五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

食べること寝ること天を仰ぐこと

2011年03月26日 | 第2章 五感と体感
写真:香取神宮のアントラーズ



大震災から16日目

大震災と同時に原発事故。計画停電で東京23区以外の関東地方は不便な生活で不便を忍んでいます。
目の前にある現実、風評、批判、見えない恐怖感などといったストレスのカードがたくさん散りばめられ、私達はそのカードを自分自身で選び取りながら、自分の生活を守ることを強いられた状況に居ます。

散りばめられた「不安」のカードを拾いすぎると、自分が今まで成してきた自己構造を混乱に招き入れていきます。

自分が今生き延びるために拾うべきカードを吟味していくことが、今の私達のやるべき作業だと思います。

支援活動に身を置く。我が仕事に没頭する。子供を守り育てていくことに集中する。

津波の被害に遭われた方々、そして原発事故で避難せざる得ない状況に置かれている方々は、不安のカードを選択する余地もない状況に置かれているはずです。

大震災から二週間過ぎ、多少落ち着いてくると、身体の疲れが意識化されていきます。その時に無理な行動をすると健康を損なっていきます。

どうにもならない現実の中、これからの自分をどう生かしていくか。。。

そのために今やるべき必要なことは、食べて寝ることです。

これから長い長いストレスと向き合う覚悟はできてきました。でも、そのストレスと向き合うには元気な身体が必要です。

食べて、寝て、そして、天を仰いで自分に見えてくる大きく深くて永遠のものと向き合うことが、今を生きる私達に必要なことだと思っています。

私自身、不安のカードを何枚拾えば気が済むのか、もう一度、自問自答しながら「食べて、寝て、祈る」生活をしてきたいものです。

不安のカードを選択できる状況に居る人は、幸せなのですから。

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