五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

思春期の戸惑い

2010年10月15日 | 第2章 五感と体感

          ☆法隆寺☆

生まれてから今日までに至る自分の成育史を客観的に捉える事ができるようになるには、多分一生かかっても難しい事だと思います。

それよりも、「私という一人の人間が私自身のフィルターを通して見て感じている」という事を意識しながら生活したほうが、より他者と自分との比較を冷静にできるように思います。

「他者と自分」

中学生になり、自分自身に目覚めだすと、他者と自分との距離が一気に遠くなっていくようです。

他者と自分の距離ができると「個」という自己を考えだしますが、どうも最近つらつら思うに、「自分と他者」の距離感ばかりに気を取られる人が多いように思います。

自分の個性を育むこと

他者と自分を比べること

この二つが同時に成されることが理想的なのかもしれませんが、どうしてもどちらかに比重が偏りやすいようです。

これって、思春期の戸惑いだ、と思うのです。

さらに子供の戸惑いに親が戸惑い出すと、「家庭という宇宙」の軸がどこかに行ってしまいます。

だからこそ、親自身が自分のアイデンティティを意識化することが必要なのです。
思春期の子供の子育て期間中こそ、親自身の成育史を改めて思い返してみることが必要なのかもしれません。

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