五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

皇居を歩く

2010年10月01日 | 第2章 五感と体感
上村松園の展覧会が開催されている国立近代美術館は皇居の外堀と内堀の間にあります。
行きは竹橋駅から靖国神社を右手に見て、左に歩いていくと皇居の敷地に入ることができます。お馴染み武道館を通り過ぎると、大きな道路の脇に森や草原があり、その中にもくねくねとした小路が続きます。しばらく歩き内堀にでると、すぐ脇に国立近代美術館があります。

国立近代美術館から、今度は内堀を渡ります。すると窓口があり、そこで入館札を渡されます。そこからが内堀の中です。江戸城の城壁は、想像以上に大きく、一緒に歩いた母と、「ピラミッドよりは小さいけど、地方の城壁に比べたらなんと大きな石だ事!!」と感嘆。
想像以上のスケールに、改めて江戸城の大きさを体感してきました。

城壁脇の幅広い路の脇には森が広がり、背景には丸の内のビルがそびえて見えます。
そこにもネイチャーズトレールのような森の小路があり、ふかふかとした腐葉土の道にコンクリートの路を歩き続けた足を和ませてくれました。

ほんとうは馬場先門で出れば良かったのですが、その手前の大手門で札を返し、三菱一号館美術館まで歩きました。

三菱一号館美術館のパティオにはカフェも並んでいますが、そこは人気があり並ばないと入れません。地下にはコンビニもあるのでそこでお茶を買い、パティオのベンチで四季薔薇を眺めながら休憩し、更に有楽町まで歩き電車に乗りました。

のんびり歩いて一時間ちょっとの散歩コースです。

都会の真っただ中に、日本で一番整備された森があります。ここは必見。江戸時代、この門をくぐった人のプライドをひしひしと感じ、江戸城の権威を今更ですが目の当たりに致しました。徳川家が無血開城し、そのままの状態で明け渡した篤姫のあっぱれさも、ほんとうにカリスマのある人だ、、、と思ったお散歩でした。

明治維新のどさくさの中で、権力を持つ人、商いを成功させる人、落ちぶれる人、、「歴史上の奇異な人生の経路」をのんびりと散歩し、最後は岩崎弥太郎にたどり着いた散歩コースは、感慨深いものがあるわけです。

秋のお散歩、ちょっとお薦めです。

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