五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

自分を知る方法8

2010年05月14日 | 第2章 五感と体感

正直な感情を表現する

多くの方々と触れあう中、時々、ミレーの「落ち穂拾い」の絵を思い起こすことがあります。感情の曼荼羅は、宇宙に煌めく星のようなものです。
その感情の曼荼羅と向き合う自分が、畑の上に落ちている落ち穂を拾っているような感覚になるのです。その感覚が過ぎると「晩鐘」の絵が浮かびます。夕方の鐘の音を聴きながら農民が祈る姿が絵画が描かれています。
身をかがめて天から落ちてきた感情「穂」をひとつひとつ拾っているような感覚になるのです。その作業が長く続くと祈らずにはいられなくなります。

感情について問いかけると「自分の感情がわからない」とおっしゃる方がほとんどです。

体と心に宿る大きな宇宙に煌めく無数の星(感情)に、生き抜く力が潜んでいます。

正直な感情を意識に上げ、それをどのような表現の仕方で外に出すかは、その人の成育史上の個性によってそれぞれです。

防衛機制によって表出する感情表現は、時に人を不快にさせ、悲しませることもあるかもしれません。
それを感じて防衛機制によって表出する感情表現を抑えてしまうこともあるかもしれません。

もし、そのようなことが意識できたら防衛機制から紐解く「不安感」を正直に見つめる訓練が成されたということだと思うのです。

そこからもう一度「感情」を意識してみるとだんだんとジワジワと感情が表れてくるはずです。

お説教されずに、過度な心配もされずに、否定も肯定もせず、しかも温かく話を聴いてくれる人が身近に居るでしょうか?自問自答が難しければ、自分にとって安全な聴き手を探すのも一つの方法だと思います。

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