Mr.コンティのRising JAPAN

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ベスト8はさいスタ決戦に Persik Kediri戦 その2

2007-05-10 | Football Asia
Sydney FC, 上海申花をホームで連覇しE組の台風の目となっている Persik Kediri だがご存じの方も多いが2004年も ACL に出場し横浜Fマリノスと対戦をしている。城南一和に 0-15 と大敗するなど良いところなく敗れたが MF Harianto, Kurumiawan の二人がその時からの生き残りメンバー。今回は南米トリオ3人に加えて DF Aris Indarto, MF Erol Iba, FW Budi Sudarsono, Prasetyo Wibowo の4人が代表選手。ただWibobow は怪我のせいかまだACLには出場していない。今年の Asian Cup にも出て来るだろうか?しかしこれだけのメンバーがいるのだから決して侮れる相手ではないのだ。後半オジェク監督は相馬を下げて岡野を投入し2列目の右に置いた。そして磯貝を左サイドに回した。この交替が功を奏したか、立ち上がら3分程は右サイドを Iba, Fernando, らに突破されたり中央から Gonzalez に攻め込まれるたが以降は50分に小野が中盤でこぼれ球を拾って右サイドの永井にフィード。そして中に入れるとポンテがワントラップして飛び込んできた Prasetiya をかわしてPersik ゴールに叩き込み同点とした。久しぶりに REDS サポーター席が沸く。3月の Sydney FC 戦同様、後半の早い時間に同点に追いついた。岡野の投入によって右サイドからの攻撃が顕著になったのは岡野スピードもあるが、ピッチコンディションも関係しているだろう。前半はPersik がこちらのサイドではよくボールをグラウンダーで繋いでいた。そして攻撃時は岡野がポンテとツートップ気味になることからターゲットが2枚になり、そこに素早くボールを出し中盤の押し上げを早くし数的優位を作ったり、こぼれ球に反応したりと言う状況が生まれ主導権を握る様になる。そして岡野が上がった時は Iba, Fernando が二人がかりで付くので逆にこの二人の上がりを抑えられる。52分には小野がミドルを、59分にはDFを引き付けて岡野にフィードし岡野は中でフリーのポンテに送るがその直前に Kartiko がヘッドでクリアー、60分には左に流れた小野が中に入れ、ポンテと永井と渡りシュートに持ち込むがGKの正面。後半の小野は前線からのチェックを積極的に行う様になった事からチャンスを演出できる様になった。ただその分マークも更にきつくなり53分には Kuruniawan にひざ蹴りを腰に食らった。61分浦和はCKを得るとここでPersik は選手交代を敢行する。普通相手方のCKの時は交替を認めないんだけどハサン主審は交替を認め MFのPutra を下げてインドネシア代表のFW Sudarsono を入れた。交替させるなよぉぉと心中思った時に、そのポンテのCKから阿倍が頭で決めて逆転ゴールを決めた。Persik DFは上がって来たネネの動きに惑わされた様だった。また浦和リード。しかし、まだ時間は30分もある。逃げ切り体制に入るには早い。それにPersik はFWを一人増やして1点を取りに来ている。先制点後も同様、リードをするとPersik は攻撃が冴えて来る。65分には右サイドをFernando に破られ堀之内、鈴木をかわしてクロスを入れられ Fagundez に撃たれるがサイドネットに。66分には Fernando が右サイドを上がり中の Kuruniawan に渡り放たれたミドルはGKの正面に。67分は小野と Harinato がボールを奪い合いしたそのこぼれ球を Kuruniawan に拾われそのまま左サイドを突破されクロスが入るが Gonzalez のヘッドはまたもGK都築の正面に。68分には左サイドにフィードされたところを Erol Iba が何と岡野を振り切ってクロス、一旦はクリアーしたがこぼれたところをまたも Kurnuniawan がヘッドで狙うがここも都築がキャッチ。70分、ポンテがその Kuruniawan を中盤で倒してイエローを受ける。前半にもイエローを受けたので続いてレッドが出るはずだったが主審がレッドを出す素振りもポンテが出て行く素振りもそしてPersik の選手も、ベンチも抗議する素振りもない。どうやら前半のイエローは地元テレビ局の誤報だったらしく、一安心。しかしその後もPersik の攻撃が続く。74分には Iba のロングフィードから Fagundez が堀之内と競りながらもシュート。75分にはゴール正面約30mの所でFKを与えてしまい、そのFKを Harianto が右に流し、 Fernando に強烈なショットを放たれる。76分には良い様にやられていた Kuruniawan を細貝がたまらず倒してイエローを。その報復とばかりに78分は阿倍が Sudarsono に膝を入れられ今度はあちらがイエロー。時間を追うごとに動きが早くそしてあたりが激しくなる。80分には小野が相手ゴール前でボールを持つがピッチが柔らかいせいかボールをコントロール出来ない。小野ほどのテクニシャンが抑えられないのだからよほどコンディションが悪いのだろう。浦和がこれだけ防戦一方にするなんて… と、むしろPersik 選手の頑張りに敬意を表したい気分の83分、Kuruniawan が阿倍のタックルが入る前にクロスを入れると交替出場の Sudarsono に渡り細貝、堀之内がブロックに入る一瞬前に放たれたショットはゴールネットを揺すりPersik がまたも同点に追いついた。残り時間は7分。Persik のホーム3連勝の可能性は十二分にある。REDSサポと地元観衆のを大歓声が場内を包む。Persik の選手達はさすがホームグラウンド、ボールコントロールがしっかりしている。東南アジアで盛んなセパタクローの本場だけあって細かいボール捌きも。浦和はもう人数をかけて守勢に回る。85分には阿倍に替って長谷部が投入される。阿倍の足の甲の状態は大丈夫か?この試合、引き分けてもベスト8進出の可能性が無くなるPersik はまだ選手交代枠が二人、これからまだ攻撃的な選手を投入するのか?しかしベンチのDaniel Roekito 監督は動かない。浦和は小野が後方に戻って守備に貢献したと思えば90分、92分には自らミドルを放つ“小野は運動量が少ない”なんて言ったのは誰だぃ?? 結局浦和は守りきり、Persik は攻めきれずにホイッスルが響き激戦に終止符が打たれた。これで台風の眼Persik はベスト8進出の夢が断たれたが選手達に落胆の色は無く、彼らの方から浦和の選手に握手を求めユニフォームの交換を促す。人気者小野のユニフォームは誰がゲットしたのだろう?試合後Roekito 監督は下記の様にインタビューで語ったらしい。



 
 
 
 

選手達はよくやった。浦和レッズは非常に優れたチームだからこの結果に満足している。浦和は素晴らしいメンタルとフィジカルの強さを見せたそれは我々には無いものだったが我々の戦術と選手達のスキルは対等に戦えるものであった。後半に入って岡野が投入された事で浦和は全く異なったチームとなり、右サイドを凌駕した。Sudarsono はハムストリングの問題と風邪気味であったがの彼の同点ゴールと彼の英雄的パフォーマンスは私が彼を起用した事を正当化してくれた。私はまだ次の試合(上海申花戦)には期待を持っている。ACLでの強豪チームとの対戦を通じて次の上海戦でも勝利をあげ次のラウンドへ進出出来るものと確信した。“ しかし、もう次のラウンドはないんだけどなぁ…. 7月の Asian Cup で何人の選手がここからインドネシア代表としてプレーをするのだろう… 


試合後はいつまでも REDS サポーターのコールが響き続けていた。

そしてシドニーで行われた Sydney FC vs 上海申花戦は Sydney FC がシュート22本を浴びせる猛攻を続けたがゴールは奪えず 0-0 の引き分け。この結果5月23日さいたまスタジアム2002 で行われる Sydney FC 戦は引き分け以上でベスト8進出、となった。




この結果を聞きREDSサポの息子は

何だ、3-2 の時点で逃げ切ってシドニーが負ければよかったのに。

でもそうなるとう23日の試合は消化試合でおもろないで (訳:面白くありませんよ)、チケットもこうたんやでぇ。(訳:買ったのですよ)

それでもいいよ。その試合で負けたら同じじゃん。

私が REDS サポだったら息子と同じ意見だったかもしれないなぁ…..

でもこれで23日が面白くなるぞ..

 宜しくお願いいたします。



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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
うむむむ・・・ (まゆ)
2007-05-12 23:54:24
3-2で逃げ切って、シドニーが負ければ良かったのに!!
ハイ、REDSサポです!!
息子様と同じ意見でーーーす!!
ただでさえ調子よくないのに、直接対決などという
危ない橋は渡ってほしくありませんでしたよ~!!
まぁ、勝つと信じていますけど・・・
年末のクラブW杯、リバプールと浦和の対決を
ひたすら楽しみにしているので!!
23日観に行かれるんですね!?
いいなぁ!!
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Sydney FC (Mr.コンティ)
2007-05-14 00:51:52
まゆ様

オーストラリア勢は Adelaide United が既にベスト8進出の可能性が消えているので地元のマスコミも Sydney FC にはかなり期待をしている様で。
REDS サポからすれば川崎の様に早く準々決勝進出を決めたかったところでしょうが、子供には”この後は Sydney や Persik よりもずっと強いチームを相手にせねばならないので、ホームでの Sydney 戦に勝てない様ではアジアのタイトルは獲れない。”と言っています。今日のガンバ戦は何とか引き分けでしたね。あと10日間でどう調整してくるかが見ものですね。
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たしかに・・・ (まゆ)
2007-05-17 10:33:23
そうですね、たしかにここで勝ちをもぎ取るくらいの
強さがないとこの先は厳しいのでしょうね・・・
最近の試合は、勝てないのが気になります。
引き分けよりも勝って突破したいところです。
永井のユニフォームを着て応援がんばってください(笑)
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背番号9番 (Mr.コンティ)
2007-05-17 13:22:05
まゆ様 
REDS は五月に入ってまだ勝ち星が無いと言う指摘を
シドニーのマスコミにもされています。でも23日は引き分けで充分ですが。
背番号9番永井のユニフォームは家内と息子に取られてしまいました。多分息子が着るでしょう。(小学校1年の時に誕生日に買ってやったエメルソンはもう着られないしそれにもういないし。)
そして息子の持っているJリーグのゲームでも試合の度に永井の背番号を家内か息子の好きな番号に替えられて起用されています.....13番とか99番とか付けられています....
まぁ私にとっては REDS の9番と言えば福田ですが..
これから Sydney FC の情報をがんがんアップしますのでお楽しみに??
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