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近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

⑨野田市「茂木佐平治さんの家」はスゴイ!

2007年08月11日 | 建物の話し
昨日の続きです。

庭を一通り見回し、右奥に茶室があるのを確認したのですが、暑さのせいで面倒になり、遠くから観察しただけで、母屋に向かいました。

庭先からの侵入です。一部のガラス戸は開け放たれているのですが、踏み石の置いてある所のガラス戸は閉まっていました。

踏み石でスニカーを脱ぎ、ガラス戸を開けようとしたら、動きが悪く開かないのです。建て付けが悪い?

金に糸目を付けないで、全国から選りすぐった材料を集め、腕のいい大工と、建具職人を使い建てた家も、80有余年の年月には勝てないようです。

仕方なく、踏み石の端から大股で、かなり無理な姿勢で縁側に這い上がりました。この縁側?廊下?がスゴイです。半分が畳み敷きです。



ガラス戸越しに見るに庭も良いものです。カラス戸の桟がイイです。


青い畳にはオドロキました。サスガに現役の市民会館として、管理も行き届いているようです。

しかし、市民会館としてどんな用途で使われているのでしょうか? 建物に相応しい内容に限定されるのでしょう。

お茶や、お花や、俳句の会とか、手芸とか、そんなところでしょうか? 畳の一カ所に切り込みがあるので、茶の湯の釜が置けるようです。


天井が高く、そして欄間がイイです。ゴチャゴチャとした木の「透かし彫り」より、シンプルな「竹の細工」に、数寄屋造りの良さを感じます。


中庭がまたイイのです。大正の匂いがイッパイしてくるのです。


中庭を囲んで三方が廊下になっています。しかし、広い屋敷です迷子になりそう。


ここが正面玄関です。 ホントはここから入ってくるのが正しいのです。この時、一旦入った所に靴を取りに戻りました。

石畳、踏み石、式台、二間続きの「玄関部屋?接客の間?」。


この玄関、数寄屋造りにしては、立派過ぎて威圧感のある構えです。正面玄関と云うことで「力が入り過ぎ」たのか、厳つい武家屋敷の佇まいです。


庭先から上がり込み、玄関に到達しました。

この後、まだ「茂木佐平治さん」のお屋敷には、面白いものが有りそうそうです。


それでは、また明日。 






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1 コメント

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Unknown (さかいのぶよし)
2020-12-26 09:33:06
新潟も木造建築の家は、雪の重み、湿気、乾燥で何年後に建付けが悪くなる。風土と歴史が教える。100年物の立派な木造建築でも、かび臭い、掃除が大変で行き渡っていないとかで、好まない方もいらっしゃる。保存、維持は経済力がいる。
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