歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

塩原温泉を漂い高下駄を鳴らし足早に歩く板前に温泉街の情緒を感じたりして

2008年01月28日 | 旅の話し
金曜日の続きです。

夕食まで時間もあります、暗くならないうちに温泉街を歩きます。旅館の前から狭い路地を抜け、部屋から確認していた橋を渡ります。

路地で出会った白猫、「ニャーオ!」といつものように声を掛けたのですが、ゆっくりと立ち上がり、顔を背けて無言で立ち去りました。愛想の無い奴です。


橋の中ほどで振り返ると、宿の最上階だけが見えます。我々の部屋は右から3番目カーテンの開いている処です。

こうして見ると、川側よりも、山側の方が景色としては良いと思われます。但し、部屋に朝日が射し込む事は無くなりますけどね。

それにしても、寂れた病院か校舎の様に見えます。温泉街の隅々に寂れ感が漂います。


対岸には、昔ながらの懐かしい造りの温泉旅館が有ります。ここは、味わいのある寂れ感です。


懐かしい旅館から、視線を右に回すと、こんな景色になります。


渓流を跨ぐ連絡通路。ホテルニュー塩原の新館と旧館を繋いでいます。通路の真ん中で、2~3人がジャンプすると、かなりの揺れそうです。

4~5人でジャンプすれば崩壊? それは無い! 筈?です。

団体旅行が減り、高齢化が進み、大きな温泉ホテルは大変です。これからは、中国、台湾、韓国からの旅行客を狙うのでしょうかね。余計なお世話でした。

下から見上げると、かなり華奢な造りに見えます。多分、業務用の連絡通路かも知れません。新館と旧館を行き来する必要性は、泊まり客には無い筈です。

橋を渡り、懐かしい旅館の前を通ります。ローピーを覗くと照明も明るく、それなりの調度品が飾られ、従業員、泊まり客の姿もあり、温泉旅館らしい華やか雰囲気がありました。

我が宿の寂しさが、寄り華やいだ光景に感じさせたのかも知れません。玄関を通り過ぎた処で、勝手口より現れた白衣の「若い板前さん」とすれ違いました。

温泉旅館街の狭い路地を、高下駄を鳴らして足早に歩く白衣の板前、なかなかの情緒です。

粋です、カッコイイです、絵になります、憧れます、写真を撮るのを忘れていました。



今日はこの辺でお終いです。


それでは、また明日。





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