歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

アベノミックスは涸れ井戸に呼び水

2013年04月17日 | 世間話し
自民党安倍政権は絶好調のようです。

支持率の高止まりに気お良くして、参議院選まで封印する予定の政治課題が、北朝鮮絡みで、いろいろと、すこしずつ、ポロポロと云うか、ボロボロと云うか、顔を覗かせてきました。

まあ、そう云う、彼の“趣味”については、今回は触れないで、絶好調の“アベノミックス”のお話で、3本の矢、「金融緩和」に、「財政出動」に、「成長戦略」を、考えて見たりします。

日銀総裁が“白から黒”に変わって、金融政策は一夜にして一変し、長きに渡った、円高、株安に疲れていたと云うか、飽きていた投資家が、気分を変えて、流れの変わることを期待して、円安、株高、の流れをつくっているようです。

それにしても、“白ちゃん”の時は、リフレ政策に反対していた日銀の政策委員が、“黒ちゃん”になった途端、全員ほぼリフレ派に変身したのは驚きでした。それでなくては、日銀の政策委員は務まらない? 政策は空気で決まる?

まあ、財政出動も、金融緩和も、やろうと思えば、それは可能ですが、本命は「成長戦略」です。これが無ければ、財政破綻で、金融破綻で、日本は破産です。

財政と金融で“呼び水”を入れても、その井戸が涸れていたら、ムダな努力をしている事になります。

“成長戦略”は新しい井戸を掘る事であって、“涸れた古井戸に呼び水”を入れても“水は自ら”湧いてこないのです。どうも、涸れ井戸に呼び水のような・・・気がして。

どうも、成長戦略が見えないのです。そんなに簡単に見えていたなら、これまでの政権もやっていたのです。“国土強靱化計画”などは明らかに“涸れ井戸に呼び水”です。

そもそもです。新たに井戸を掘る方々の頭が古く、新しい、水の湧き出る、井戸の適地を見つける能力に問題が・・・と、思ってしまうのです。

再度、そも、そも、です。もう、生産性向上とか、成長戦略とか、経済成長とか、産業構造改革とか、そんな“銭金第一主義”で、世の中を回すのは、そろそろ、お終いの時が来たような・・・。

みんな、みんな、“銭金第一主義”に疲れているのです。

手段と目的が逆転しているのです。

落語の枕に、与太郎が、毎日、毎日、ゴロゴロ寝転んでいるので、大家が与太郎に、寝てばかり居ないで、もっと、毎日、毎日、朝から晩まで、一生懸命に働きなさいと云ったら、

「毎日、朝から晩まで働くと、どうなるの?」
「毎日、朝から晩まで働くと、お金が入って来る」
「お金が入って来ると、どうなるの?」
「暮らしが楽になる」
「暮らしが楽になると、どうなるの?」
「暮らしが楽になると・・・、毎日、ゴロゴロ寝て暮らせる」
「それじゃ、今のままと同じだねェ」
「・・・・・・・・」

お後が、よろしい、ようで・・・・・・。


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