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近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

コップの中の嵐!自民党総裁選挙は終わりました!世界は新たな地平へ!幕開けの始まり!

2018年08月27日 | 世間話し

なにを考えているんだァ!  石破は!

"正直・公正の石破茂"のキャッチコピーは、あまりにも、あまりにも、安倍晋三との違いを言い表していたのです。

まあ、やっぱりねェ! そうだろねェ! と、云えないこともないけどねェ。

目つき鋭く、イイ人相とはほど遠い方ですが、ゆっくりと説明的な話し方をするので、外観から受ける印象との落差から、誠実さがより強調され、"正直公正"のキャッチフレーズは、安倍との違いを分かり易く表現していました。

世の中、誰しもが、総裁選は、"正直・公正の石破茂"  対 "不正直・不公正の安倍晋三"の争いで、とても、とても、対立点が明確でわかり易かったのです。

これで、自民党の総裁選は面白くなると、私とか、周りの野次馬は、とても、とても、期待していたのです。

ところが、ところが、対立点が明確でわかり易くては、とても、とても、困ると、自民党内からも、安倍陣営から、そして、身内の石破陣営からも、クレームがついて、石破さんは、「悪かった!ゴメン!」と云って、今後は使いませんと宣言したのです。

これらの経緯から云えることは、石破茂の今回の総裁選での"勝利"とは、前回の議員票を上回ることだったのです。

3年後への布石と、選挙後の報復を最小限に抑える判断からの撤回です。

総裁、首相の座を狙っての選挙戦ではなかったのです。ですから、国会議員からの反発は避けたのです。国民も、党員も、意識の外だったのです。

自民党総裁選挙は9月7日が告示ですが、昨日で、もう、終わりました。

それで、昨日の新聞紙面では、石破の撤回発言の他に、気になる記事が三つほどありました。

一つは、またも、トランプ大統領の「駆け引き」騒ぎです。ポンペオ国務長官の訪朝中止発言。

非核化の進展が膠着状態にあるのは、北朝鮮に問題があるのではなく、トランプの政権基盤が不安定なことが問題なのです。

非核化交渉が進展しないのは、トランプ政権の先行きが不透明で不安なのです。トランプの再選可能性がまったく読めないのです。

トランプが2年後の次期大統領選に勝てるのか、もしかしたら任期中に弾劾されたら、いろいろ考えると、そう簡単に、具体的な非核化は実施できないのです。

大統領が変われば政策が変更され、攻撃される恐怖感があるのです。今の情勢では丸裸にはなれないのです。

米国から攻撃不安を解消するには、中国とロシアによる具体的な体制保障が必要です。兎に角、北朝鮮には改革開放の道しかないのです。

そして、もう一つ、北朝鮮問題に関連して、韓国のムンジェイン大統領の支持率が低下しているとの記事。6月ごろ79%あった支持率が、現在は56%に落ちているそうです。

原因は経済政策だそうです。よくある話で、革新政権が政権を取れる時は、経済が悪化した時で、前政権のツケを最悪状態で背負わされるのです。

国民の期待が大きい分、結果が直ぐに出ないと、期待した国民は、直ぐに反発するのです。そして、政権を取られた側は、そこに付け込み煽るのです。

それにしても心配です。米朝交渉が停滞している現在、ムンジェイン大統領の手腕に期待したいのですが、足元が不安では、仲介役しての役割に集中できなくなります。

仲介役と云えば中国ですが、貿易問題で米国と揉めているし、トランプは、北朝鮮の非核化と米中貿易の問題を絡め、経済問題と安全保障を同一のレベルで取引する作戦です。

米国と、中国と、北朝鮮と、韓国と、そして、ロシアと、安全保障と、経済政策と、絡まって、こんがらかって、だれが、どう、この絡まりを解すのか?

このこんがらかりに、イラン問題が加わり、EUと米国の対立。

世界は混迷の時代ですが、別の角度から眺めれば、新たな時代の幕開けの始まりです。でもしかし、対処を誤れば、破局の幕開け?

それと、もう一つ気になる記事が掲載されていました。「中国労働争議に学生が呼応」の記事です。

これは習近平政権にとって、かなり、かなり、危険な兆候です。まあ、この私でさえそう考えるのですから、習近平さんは、もっと、もっと、重大に認識していると思います。

これまでは、インテリ層は自由主義を叫び、貧しい労働者層は格差是正で毛沢東時代の共産主義回帰を叫び、二つの階層は対立していたのです。

この二つの動きが、一つに重なった時、時代を変える大きな動きとなり、習近平政権、共産党一党支配に対しての、大きな脅威になる筈です。

でも、しかし、認識していても、対処できない、矛盾を孕んだ問題だと思います。

権力基盤を揺るがす、中国共産党政権の正統性が問われる、重大問題に発展する可能性があります。

と、云う事で、①米朝の非核化交渉の停滞、②韓国のムンジェイン政権の支持率低下、③中国の労働争議に学生呼応、同じ日に掲載された、これら記事、いろいろ絡まって、歴史が動き出す、転換点に差し掛かったことの象徴?

差し掛かった転換点のその先を、この目で見届けたく、毎日、毎朝、ウォーキングで身体を鍛える今日この頃です。

そんななかでの自民党総裁選は、小さい、小さい、小さい、コップの中の嵐。

と云うことで、それでは、また。

 

 

コメント (1)
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