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近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

「三和人材市場~中国・日給1500円の若者たち」を見て!思いを巡らす!そして稀勢の里ご苦労様でした!

2018年05月14日 | 世間話し

昨日、NHKBS1で放送されたドキュメンタリーを見ました。

前に放送された時は夜の10時だったか?

今回は再放送で、昼間の8時からでした。

ただ今、確認の為にネットで調べたら、10時頃までの110分の長編だったようです。

「ようです」と曖昧な書き方をしたのは、所々は見ていなかったり、見ていてもチラ見だったり、じっくり腰を据えて見た訳では無かったからです。

それで、タイトルは「三和人材市場~中国・日給1500円の若者たち」です。

まあ、タイトルから直ぐにイメージできる、”格差モノ”です。

いまでは、この手の題材は、世界中何処にでもある話しで、見ていると辛くなるのです。110分もの長い時間、じっくり見られないのです。

それで、こういう、「改革開放政策」のマイナス面を、最近の中国政府は、外国の報道機関に「自由」に取材させているようです。この作品ですが、NHKの単独制作のようです。

都市と農村の経済格差は、当然、政府も「百も承知二百も合点」で、それなりに解決策に自信を持っているので、それなり自由に取材させているのでしょう。

貧しい者たちの、虐げられた者たちの、”不満”の組織化は、強権によって抑えられると信じているようです。

ちょっと話しが逸れますが、不満の組織化ですが、経済的不満を抱く層と、政治的不満を抱く層は、完全に分離しています。

政治的不満層は、高学歴で経済的には満足していて、個人主義に眼を向けている人達です。

経済的不満層は、低学歴で経済的な不満のみで、古き良き毛沢東時代に眼を向けている層です。

政治的不満層と、経済的不満層の両者には、まったく接点が無いようです、住む場所からして異なり、話す言葉も、見た目にも、同じ国の人とは思えない位、差が生じているようです。

何て、見てきたような事を云ってしまいましたが、以前、たぶん数年前、これも、BS1の「世界のドキュメンタリー」で、両者の存在を採り上げた作品を、画面で、見ただけです、けどねェ!

この作品は、国営の中国中央電視台と、国営?のNHKとの共同制作だったと?思います。この時は、ホントに、よくもまあ、こんな作品が国営どうしで、制作されたものだと、不思議だったのです。たぶん、中国国内での放送はなかった!?

それで、中国なのですが、アカデミックな領域では、かなり自由な討議や研究が行われているようです。但し、一般大衆に向けての、政治的な運動とは、厳重に隔絶されているのです。

かなり自由な討議・研究結果は指導層の中で共有され、それなりに政策に反映されているそうです。

論語の国です、「民は由らしむべし、知らしむべからず」が徹底しているのです。

それで、話しは戻ります。

格差は、改革開放政策の、進行過程で生じた矛盾であり、より経済を発展させる事により、解決は可能と信じているのです。

でも、しかし、遅れてきた経済大国の中国の現状は、経済先進国の抱える矛盾に、発展途上の段階で、直面してしまっているのです。

経済が発展しても、格差は是正されず、一握りの豊かな者はより豊かに、中間層は消え、貧しい者は、より貧しくなり、格差は拡大し、固定されていく社会が、いま世界中に出現しているのです。

いまの世の中は、「これまでの政治経済のシステム」では、回らなくなってきたのです。個人主義も社会主義も、資本主義も共産主義も、お払い箱?

私ごときのド素人でも、そう考えるのですから、優秀な人材を抱える中国共産党政権ですから、そんなことは「百も承知二百も合点」の筈。

中国の権力者は、人類の未来を開く社会経済システムは、我が中国が創りだすと信じているようです。最近の習近平さんから、そんな自信が漂ってきます。

政治は共産党独裁で、経済は資本主義、この構造で、習近平さんは、それなりに、いけるところまで突っ走る、その覚悟のようです。

中国の経済成長が止まると、そうとう危険な状態になりそうです。

ですから、経済発展の為になら、なんでも、かんでも、やりそうです。

こんなお隣の中国と、日本は、良くも悪くも、これからも、喧嘩しないで、付き合っていかなければなりません。

中国の、経済的、政治的、軍事的影響力は、これから益々拡大して行きます。

憲法9条の改憲命!がすべての方に、日本の舵取りを任せていては、そうとうにヤバイことになります。

でも、「改憲命」に対抗する勢力の、理想が、政策が、政党が、見えて来ないのです。

まだ、やはり、状況は切迫していないから?

 

それにしても、稀勢の里です。

もう、これ以上、悩まないで下さい。

横綱になったし、優勝も2回したし、オジサンは満足です。

ケガは治っても、一度切れてしまった筋肉は、もう、元通りにはなりません。

ホントに、ホントに、よくやりました。

ご苦労様でした。

 

それでは、また。

 

 

コメント (2)
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