嘘を言っても、瞞しても、隠しても、改ざんしても、破棄しても、前言を翻しても、なにをやっても、やらなくても、支持率が下がらない安倍自民党政権。
それなのに、それなのに、野党第一党の立憲民主党の支持率は10%前後を行ったり来たりなのです。
一時、支持率が30%を割ったとしても、「人の噂も75日」で、支持率は回復する事を安倍政権は百も承知二百も合点なのです。
国民も、官僚も、政治家も、経済人も、学者も、文化人も、言論人も、みんな、みんな、バカ?になってしまったの?
いいえ、いいえ、そうではありません。ずっと、ずつと、昔から、みんな、みんな、この程度だったのです。
バカが露呈する状況に直面していなかった、ただ、それだけなのです。
何~~~て、バッサリ切って捨てると、スッキリで気持ちイイのですが、事は、そんなに単純ではない!
自民党個別政権の支持率は、何が有っても、何が何でも、自民党!と云う、岩盤的固定支持率に、個別政権の見た目人気と政策で、プラスアルファが上乗せされて、成立しているのです。
ザックリ云って、30数%は岩盤支持率で、10数%がプラスアルファなのです。小選挙区制ですから、岩盤支持率だけで、過半数超えは優に可能です。計算上では、小選挙区の全300議席獲得も可能です。
何だカンダ云っても、解散総選挙になれば、安倍政権は楽勝です。
こんなメチャクチャな政権でも、野党よりは、かなり、かなり、ましだと国民は考えているのか?
そこらへんが、ちょっとばかし、ややこしいのです。
選挙での投票行動に、政策とか、内閣のスキャンダルとかは、一定程度と云うか、ほとんどと云うか、影響は無いのです。
経済政策とか、外交政策とか、森加計問題とか、ましてや、九条改憲なんて、もう、何が、何だか、判らないのです。
でも、しかし、投票所にだけは、しっかり行って一票を投じる方達がいるのです。政治に関心が無い、判らない、そんな方達の投票率は高いのです。
おいらの村の、町の、国会議員にお任せすれば、ずっと、ずっと、間違い無かった!問題無かった!と、考える選挙民が過半数を越えているのです。
政権に批判とか、疑問とか、不満とか、抱く方々は投票には行かないのです。行った処で何も変わらないと、長年に渡り刷り込まれているのです。
政治に、政策に、無関心、無理解でも、政権政党に投票するのが、村の掟、習慣、自然な事と、時の権力には逆らってはいけないと、長年にわたり刷り込まれているのです。
計算上では、ほんの数%票が動くと、”行って来い”で、その票差は倍になり、勝敗は逆転し、自民党は少数野党に転落するのです。
それが、もしかして、何かが変わると、淡い期待を抱かせた民主党政権で証明されました。民主党政権も、当然、議席数で圧倒的に勝利しても、圧倒的支持を得ていた訳ではありませんでした。
と、言うことなのです。
それで、今朝耳にしたニュースですが、事の始まり「森加計問題に私や妻が関わっていた事実は無い!もしも、関わっていたら、首相も議員も辞める!」と国会で啖呵を切った件で、訂正を行ったようです。
そも、そも、「関わっていた」意味は、「法律を犯すような関わり方」との前提があって述べたそうです。
便宜を図ってその見返りに、金銭の授受は無いので、そういう意味では「関わっていない」と、またしても啖呵を切ったようです。
でも、このTBSの報道ですが、他社の続報が見当たらないので誤報?
安倍首相は、ほんとに、この一年間の騒ぎの結末に、ホントに!こんなイイ加減な、詭弁で収拾を図るとは、本当だったら、世間を相当に舐めています。
まあ、何をやっても、やらなくても、支持率には影響無いし、選挙になれば勝てるし、もう、何でもありなのです。
もう、これで、森加計問題も、一年を過ぎ、国民も、見飽き、聞き飽きで、この発言で収束する?
まあ、こんなものかも、知れませんです。
それでは、また。