歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

② 福島岳温泉“ソースカツ丼”と“煮込みカツ丼”どっちがフツウ?

2011年12月02日 | 旅の話し
一昨日の続きです。

夕食前、温泉街の偵察に出発します。岳温泉は、そこそこの坂道の両側に旅館街が形成されています。道の真ん中を流れる渓流的水路が、なかなかケッコウなのです。我々の宿はほぼ坂の途中に位置しています。


先ずは坂を下ります。観光客の影も、店の人の影も、気配もない温泉街のお土産屋さんです。


ひょいと見上げると、“岳観光劇場”の看板。これは温泉地の定番である“ストリップ劇場”に間違いないと踏んだのです。看板下の路地に入ります。


日が沈む前、人影のない温泉街のストリップ小屋。これは、もう、うらぶれ感漂う演歌の世界と、期待に胸膨らませ路地を進み、キョロキョロ歩いたのですが、それらしき建物も、それらしき痕跡も、発見できませんでした。


この温泉街では、もうストリップ小屋は経営的に成り立たなくなったのです。団体客が少ないのです、むかしは盛んだった企業の慰安旅行には、なくてはならない施設でした。でも、しかし、家族連れの観光客には必要のない施設です。

そんな、こんなを考えながら歩いていると、なかなかの枝ぶりで、なかなかの老木の下に“居酒屋庄助さん”です。


でも、ねぇ、この“アルコール管理局”の看板。面白くもなく、可笑しくもなく、洒落になっていません。


“アルコール管理局”ですかァ?何だかなァ~と思いつつ、温泉街の入り口に出ました。丁字路の交差点になっています。左手は食堂。 


突き当たりは共同浴場です。何やら、爺ちゃんと婆ちゃんが入り口で世間話しをしているようです。


右手には、人っ子ひとり居ない“福島交通岳温泉駅”です。駅と云うよりも、バスの発着場です。“駅”と云う文字に、繁盛した時代の名残を感じてしまいます。


それで、左手の食堂ですが“旨い・ソースかつ丼”の垂れ幕。こちらでは、かつ丼と云えばソースかつ丼が主流のようです。“昭和三十年から変わらぬ味”とか“元祖”とか書いてあります。ナメコ汁にお新香が付いて、ロースが950円、ヒレが1000円とあります。

因みに、新潟でふつうに“かつ丼”と云えば“タレかつ丼”になります。この店ではわざわざ“ソースかつ丼”と表記しているところをみると、この地域でもソースかつ丼はそれほど普及していないのでしょう。

向かいの“多夢炉”では、メニューに“煮込みかつ丼”となっています。ソースかつ丼は扱っていないのです。それと、わざわざ“煮込み”と入れた処に、ソースかつ丼への対抗を意識を感じます。ソースの方は“成駒さん”一軒で頑張っているようです。


それと、成駒屋さんの壁には、こんな貼り紙がありました。


栃木県警の方々が利用されるようです。派遣部隊とは自衛隊のこと? 皆さん、こちらで英気を養い、再び災害現場に向かうのでしょう。ご苦労様です。

これから、上に向かって温泉街を端から端まで隈無く偵察します。


本日はここまで。


それでは、また次回。

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