歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

⑧ 東漸寺の仁王門は“単層十二脚三間一戸切妻茅葺門”です

2010年10月27日 | お寺・神社
昨日の続きです。

観音堂から見る大銀杏、大変立派で堂々としています。この風格に対して“目隠銀杏”は失礼だと思います。そんな役割は担っておりません。

見上げながら周囲を一周します。どう見ても、これは樹齢600年はありそううです。やっぱり、これは、どう見ても御神木の佇まい。


でも、ここは天台宗の東漸寺。しかし、やっぱり、幹の傍に蓮華を手にした観音様が居られました。神木ではなく“御佛木?”でした。


市指定文化財の“仁王門” 教育委員会の説明によれば、元禄3年(1690年)に吉田村の清左衛門さん寄進で、様式は“単層八脚門”とあります。“柱が八本の平屋建て”です。


チョッコシ知識をひけらかして、チョッコシ詳しく表現すると“単層八脚三間一戸切妻茅葺仁王門”となります。

でも、この柱の“八脚”ですが、八脚門と云っても、見た目には“十二脚”なのです、中心部にある4本の柱は補助柱で数に入っていないのです。どう見ても、12本で屋根を支えていると思うのです。

12本は同等に、しっかり屋根を支えているのに、“八脚門”と分類され、4本は数のうちに入っていないのです。中心の4本が聴いたら絶対に納得しないと思います。

わたし的には、十二本の柱のすべてが平等との認識に基づき、“単層十二脚三間一戸切妻茅葺仁王門”と命名します。これで背面の4本は納得し、末永く屋根を支え続けると思います。


茅葺きで、これだけの門、立派な門です。この柱が数に入っていないのです・


仁王門と参道の石畳・・・、ズレてます。


たぶん、創建当時の柱や板なのでしょう。三百有余年、風雨に晒され、日に照らされ、イイ肌合いになっています。


礎石に柱は直置きはしないようです。柱の腐食防止なのか? それとも柱の高さ調整のスペーサーなのか?


いいお天気です。参拝日和です。のんびりです。


それでは、天台宗 興山 東漸寺を後にします。



それでは、また明日。


コメント (2)
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