昨日の続きです。
続きと云よりも、本日が“行って、見て、聞いてきました大泉学園シリーズ”の実質的第1回目かも知れません。
新松戸で武蔵野線に乗り換えました。最後尾の車両です、車内はガラガラ状態です、シートの端に座り、流れていく風景をボンヤリと眺めます。
武蔵野線の風景は、寂しくて、鄙びていて、半端に賑やかで、半端に田舎です。半端な町並み、半端な田圃や畑が続きます。
都市の“郊外”と云うほど開けおらず、田舎と云うほど自然に恵まれおらず、郊外と田舎の“つなぎ目”かも知れません。
そうか。“つなぎ目”を繋いで走っているのが武蔵野線なのかも”と、ボンヤリと考えたり・・・・・・。
繋ぎ目と云えば、最近の電車は、レールの繋ぎ目のところで、“ガタン・ゴトン”とあまり振動しなくなったなぁ・・・・・・。
それに、繋ぎ目の間隔が長くなったし、それと、昔は、レールの端面を突き合わせる様にしていたけれど、今は、長い距離で“張り合わせる”様に繋いでいるしなぁ・・・・・・。
かなりのボンヤリ感が身体全体を柔らかくしていきます。
中途半端な風景が、頭の中まで中途半端にするのです。この中途半端感が武蔵野線の魅力です。
中途半端と云えば、40代後半の営業マン風の男性が、斜め向かいに1シートを1人で占領しています。左右に客は居ません。
何やら書類に目を落とし、読んでいるのか、ただ眺めているのか、別のことを考えているのか、何だか判らない状態を続けています。
彼の頭の中にも「中途半端感」が侵入しているのです。
駅に停車しても下を向いたまま、まったく顔を上げません、いつも、この線を利用しているようです。
南越谷で降りました。東武伊勢佐木線に乗り換えるのです、この時間帯ですから、たぶん、下りに乗り取引先を回る筈です。
ボンヤリしているうちに、新秋津に到着です。ここから西武線に乗り換えです。
駅前広場を一回りします。
古くもなく、新しくもなく、寂しげです。
首から先が無いブロンズ像の親子連れ。顔が無いのは「不安」です。ここは駅前広場です。行き交う人々に不安を抱かせてはいけません。
この先の狭い路地を入って西武線に乗り継ぐのです。
知らない人でも、何となく判る人の流れ、後ろから付いて行けば、西武線に乗り換えできます。
新秋津が武蔵野線、秋津が西武線です。武蔵野線が西武線にあと100メートルほど近づいていれば、構内の連絡通路で繋がったのです。
それか、西武側が歩み寄って100メートルほど位置をずらしてくれれば良かったのです。たぶん、いろいろな利害や思惑が複雑に絡まり、解けなくなってしまったのでしょう。
兎に角、みんな歩いています。
歩くのです。
右に曲がり、
左に曲がり、
ランチを横目に歩くのです。
左に曲がり、
後は、真っ直ぐです。
駅に近づいて来ました。客には乗り換えが不便ですが、商店街にとっては、長い、長い連絡道は、商売上はいいのかも知れません。
一等地の駅前が、長く長く続いている訳ですから、商店街としては問題ないようです。
西武線秋津駅です。
武蔵野線新秋津よりも、駅前が狭い分だけ、単位面積あたりの人数が増えます、その分、賑やかに感じます。
駅としてはこちらが、ずっとずっと古いわけですから、それなりに街に馴染んでいるのです。
本日はここまでとします。
明日は、あの黄色い西武線に乗って大泉学園です。
それでは、また明日。
続きと云よりも、本日が“行って、見て、聞いてきました大泉学園シリーズ”の実質的第1回目かも知れません。
新松戸で武蔵野線に乗り換えました。最後尾の車両です、車内はガラガラ状態です、シートの端に座り、流れていく風景をボンヤリと眺めます。
武蔵野線の風景は、寂しくて、鄙びていて、半端に賑やかで、半端に田舎です。半端な町並み、半端な田圃や畑が続きます。
都市の“郊外”と云うほど開けおらず、田舎と云うほど自然に恵まれおらず、郊外と田舎の“つなぎ目”かも知れません。
そうか。“つなぎ目”を繋いで走っているのが武蔵野線なのかも”と、ボンヤリと考えたり・・・・・・。
繋ぎ目と云えば、最近の電車は、レールの繋ぎ目のところで、“ガタン・ゴトン”とあまり振動しなくなったなぁ・・・・・・。
それに、繋ぎ目の間隔が長くなったし、それと、昔は、レールの端面を突き合わせる様にしていたけれど、今は、長い距離で“張り合わせる”様に繋いでいるしなぁ・・・・・・。
かなりのボンヤリ感が身体全体を柔らかくしていきます。
中途半端な風景が、頭の中まで中途半端にするのです。この中途半端感が武蔵野線の魅力です。
中途半端と云えば、40代後半の営業マン風の男性が、斜め向かいに1シートを1人で占領しています。左右に客は居ません。
何やら書類に目を落とし、読んでいるのか、ただ眺めているのか、別のことを考えているのか、何だか判らない状態を続けています。
彼の頭の中にも「中途半端感」が侵入しているのです。
駅に停車しても下を向いたまま、まったく顔を上げません、いつも、この線を利用しているようです。
南越谷で降りました。東武伊勢佐木線に乗り換えるのです、この時間帯ですから、たぶん、下りに乗り取引先を回る筈です。
ボンヤリしているうちに、新秋津に到着です。ここから西武線に乗り換えです。
駅前広場を一回りします。
古くもなく、新しくもなく、寂しげです。
首から先が無いブロンズ像の親子連れ。顔が無いのは「不安」です。ここは駅前広場です。行き交う人々に不安を抱かせてはいけません。
この先の狭い路地を入って西武線に乗り継ぐのです。
知らない人でも、何となく判る人の流れ、後ろから付いて行けば、西武線に乗り換えできます。
新秋津が武蔵野線、秋津が西武線です。武蔵野線が西武線にあと100メートルほど近づいていれば、構内の連絡通路で繋がったのです。
それか、西武側が歩み寄って100メートルほど位置をずらしてくれれば良かったのです。たぶん、いろいろな利害や思惑が複雑に絡まり、解けなくなってしまったのでしょう。
兎に角、みんな歩いています。
歩くのです。
右に曲がり、
左に曲がり、
ランチを横目に歩くのです。
左に曲がり、
後は、真っ直ぐです。
駅に近づいて来ました。客には乗り換えが不便ですが、商店街にとっては、長い、長い連絡道は、商売上はいいのかも知れません。
一等地の駅前が、長く長く続いている訳ですから、商店街としては問題ないようです。
西武線秋津駅です。
武蔵野線新秋津よりも、駅前が狭い分だけ、単位面積あたりの人数が増えます、その分、賑やかに感じます。
駅としてはこちらが、ずっとずっと古いわけですから、それなりに街に馴染んでいるのです。
本日はここまでとします。
明日は、あの黄色い西武線に乗って大泉学園です。
それでは、また明日。