鬼平や竹鶴~私のお気に入り~

60代前半のオヤジがお気に入りを書いています。

お気に入りその61~竹鶴政孝16

2006-07-18 12:27:57 | 竹鶴
今回のお気に入りは竹鶴政孝パート16、「ローリー卿」その2です。

竹鶴政孝パート10でニッカの看板のモデルが、17世紀の「冒険家」ウォルター・ローリーであるという説と19世紀末の「キング・オブ・ブレンダーズ」W・P・ローリーであるという説があり、竹鶴威会長も本当のモデルがわからない、というコメントをしていると書きましたが、結論が出ましたのでここで報告します。

ニッカの看板のモデルは「キング・オブ・ブレンダーズ」W・P・ローリーが正解です。

昭和41年6月にダイヤモンド社から出版された竹鶴政孝著「ヒゲと勲章」をあらためて読んでみると、18ページにそれについての記述がありましたので下記に引用します。

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黒いビンに、ヒゲをたくわえたおやじのラベル。このおやじはお前がモデルか、とよく聞かれるが、とんでもない話だ。これは「キング・オブ・ブレンダー」という称号を与えられたW・P・ロウリーというブレンドの神様みたいな人の肖像である。いくら心臓の強い私でも、私自身をラベルにのせるほど、ずうずうしくはない。

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昭和40年にブラックニッカのラベルで初めて使用されたモデルについて、翌年の昭和41年に発行された竹鶴政孝の著書に書かれているのですからまずまちがいないと思います。

それにしても竹鶴政孝はまさか自分自身が後に「竹鶴シリーズ」のラベルにのるとは思ってもいなかったようですね。

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お気に入りその60~超能力

2006-07-16 14:30:36 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回は「お気に入り」からはずれ、私の超能力体験を書きます。

中学生のころユリ・ゲラーが来日して超能力ブームになり、友人たち4~5人と毎日放課後の教室で「ESPカード」でテレパシー遊びをしていました。
テレパシー遊びのルールは簡単。一人がテレパシーを送り、他のメンバーが受け、早く正解を言った人の勝ち、というものでした。

別に誇張する訳ではありませんが、当時の正解率は100%でした。
当時は私たちのグループでは正解が出るのは当たり前で、いかに早く答えるかを競っていました。
正解率が100%というのはつまらないもので、数ヶ月もすると飽きてしまいいつしかテレパシー遊びをしなくなりました。

今考えると正解率が100%というのはすごいことですね。
使っていたESPカードは絵柄が7種類もあり、当たる確立は15%以下だったのですから。(絵柄は「ドーナツ」「ダブルドーナツ」「エル」「波」「四角」「星」「クロス」)

目を閉じて待っているとまぶたの裏側にモヤモヤと映像が映し出され始め、その絵柄の特徴的な部分が見えた時点で答えがわかる・・・というあのころの不思議な能力は今は失われてしまいました。
こういう体験から、超能力は子供のうちは誰にでも有り、大人になると失われるもののようです。
科学者がきちんと研究すればすばらしい成果が出る分野であることは間違いありません。
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お気に入りその59~鬼平犯科帳16

2006-07-15 14:24:04 | 鬼平
今回のお気に入りは、鬼平犯科帳パート16、「密偵たちの宴」です。

「密偵たちの宴」は鬼平犯科帳の中で一番お気に入りの作品です。鬼平遊歩道のアンケートでも最も人気のある作品です。

密偵の五郎蔵たちは、酒の上の話で急ぎばたらきの盗賊どもに「盗みの手本」を見せてやろうということになります。話が進む内にだんだん盗賊の血がよみがえってくる様子が生き生きと演じられていて、見ているこちらまでワクワクしてきます。
五郎蔵親分?の元、密偵たちは「盗みの3か条」をキッチリ守った盗みをやり遂げます。達成感でいっぱいの密偵たちが打ち上げパーティーで盛り上がっているところに平蔵が現れ、「おい五郎蔵、鍵は返しておけよ」とだけ告げ帰ります。
そのあとの五郎蔵、粂八らの表情、そしておまさの荒れ方。天国から地獄・・・という様子がテンポよく見事に演じられています。
ラストシーン。平蔵が立ち止まってちょいと振り返り、イタズラ小僧のように肩をすくめチロッと舌を出します。すかさずインスピレイションが流れます。シビレますね。粋ですね。

何度見てもこの作品はおもしろいです。シリーズ随一といって過言ではないでしょう。
吉右衛門を鬼平役に推薦し続けた池波正太郎がこの作品の完成を見ずに亡くなったのは誠に残念です。この作品だけは見てもらいたかったですね。

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お気に入りその58~デジタルオーディオプレーヤー

2006-07-13 18:26:28 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、デジタルオーディオプレーヤーです。

最近購入しました。
家族と一緒のときにはなかなか聴けなかった音楽を聴いています。
とくに青春時代の音楽はたとえ妻でも趣味が違っていて遠慮しがちでしたので、デジタルオーディオプレーヤーを手に入れてから懐かしく聴いています。

ウォーキングやサイクリングのお供に、社用車での移動のお供に、書店やレンタルDVD店めぐりのお供に・・・いいもんです。

今日は20年ぶり?に「さだまさし」を聴きました。
「精霊流し」「秋桜」「案山子」ではしみじみし、「雨やどり」では笑い、「親父の一番長い日」では感動で目頭に熱いものがこみあげてきました。
久しぶりに聴きましたが、本当に名曲ですね。

CD10枚分は楽に入るとのことでしたので、聴きたい曲をチョイスしてどんどん入れましたがまだまだ余裕があります。
さて次はジャズでも聴きますか。




(おまけ)
SONYのwalkmanEシリーズ(512MB)を購入しました。
選定のポイントは以下の通りです。

 ダイレクトUSB接続で充電、曲の入れ替えができること
 余分な機能が付いていないこと
 操作が手探りでできること
 充電時間が短く、再生時間が長いこと
 小さくて軽いこと
 価格が安いこと



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お気に入りその57~竹鶴政孝15

2006-07-12 14:03:20 | 竹鶴
今回のお気に入りは竹鶴政孝パート15、ピュアモルトブラックです。

20年以上前、酒屋でおもしろいボトルデザインのウイスキーを見かけ買いました。
化学薬品でも入っているようなシンプルなボトル。あとは小さなラベルが貼ってあるだけ。
それがニッカピュアモルトブラックでした。(今とはキャップが違います)
当時は家で飲むときにはストレートばかりでしたので、一口、グッと飲みました。
ヘビーな口当たりのあとにモルトの味わいが広がりました。
「美味しい」
ストレートで飲むと日本のウイスキーは辛いばかりでしたが、このウイスキーは高級な輸入ウイスキーに近い味わいがありました。
これは良いものを見つけたと思い、次はピュアモルトレッドを買って飲んでみました。
こちらはブラックとは対照的にライトな口当たりのあとにモルトの味わいが広がりました。
どちらも「美味しい」、しかも安い。
今から思えば、このときからニッカのファンになったように思います。
今のように竹鶴の物語もピュアモルトの何たるかも何も知らない頃に、味わいだけでファンになったのです。
誰かが言っていましたが、無印良品を意識してニッカの職人魂が作った「中身だけで勝負」のウイスキーだったのでしょう。

こういうものはそうそうヒットするものではありません。
案の定、小ヒットで終わり、本物志向の評価はオールモルトの大ヒットを待つことになります。

しかし某大手ウイスキーメーカーは小ヒットにも敏感に反応し同名のピュアモルトを発売しました。それが全くヒットせずすぐに撤退したのは、表面だけのマネでは消費者がついてこない本物志向の時代が近づいていた予兆だったのでしょう。

現在のニッカの躍進はピュアモルトブラック/ホワイトの発売を期に加速したのではないでしょうか。
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お気に入りその56~ハリーポッター②

2006-07-11 15:36:00 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りはハリーポッターその2、最新刊「謎のプリンス」です。

以下ネタバレ注意。 (まだ「謎のプリンス」を読んでいない方はここから下は読まない方がいいです)

ようやく最新刊「ハリーポッター謎のプリンス」を読み終わりました。
ダンブルドアが死んでしまいましたね。
喪失感から呆然としているのはハリーばかりではなく、読者も一緒ではないでしょうか。
ダンブルドアの死はシリウスの死とは大きく違います。
ハリーにとってダンブルドアは、魔法使いとしての理想であり、ヴォルデモートとの戦いになくてはならないひとでした。

ダンブルドアはハリーにいろいろな記憶を追体験させることによって自分の役割を終えて死んでしまいましたが、まだ17歳のハリーに魔法界とマグルの世界の未来を託すのはいくらなんでも早すぎます。せめて不死鳥の騎士団以上に強力な味方を残して欲しかったです。
まさか・・・それがスネイプなのでしょうか。
「謎のプリンス」ではスネイプがいかに凄い魔法使いかを充分に語られています。
ヴォルデモートとの戦いになくてはならないひとであったダンブルドアを失ったハリー。彼にとって最も強力な味方は見渡す限りスネイプしかいないように思えます。

もうひとつ。ネビル・ロングボトムのこと。
「選ばれし者」は本当はハリーではなくネビルだと思います。
最終巻ではハリーとスネイプが闘いの中で倒れ、ネビルがヴォルデモートを倒して終わるのではないでしょうか。
ただ希望をいえば、ハリーはこの闘いを生きのび、ダンブルドアのように魔法界の希望と呼ばれる存在になり、ホグワーツの先生としてロンとハーマイオニーの子供を教えている・・・というシーンで終わって欲しいです。









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お気に入りその55~鬼平犯科帳15

2006-07-10 19:24:37 | 鬼平
今回のお気に入りは、鬼平犯科帳パート15、江戸屋猫八です。

江戸屋猫八は鬼平犯科帳に相模の彦十役で出演しています。
相模の彦十は、平蔵が「本所の銕」として暴れていた頃の取り巻きの一人で、火付盗賊改方長官になった平蔵と再開し、直属の密偵第一号になったいう設定。

平蔵と二人だけのときは「とっつぁん」「銕つぁん」と呼びあっていますが、火付盗賊改方の同心や密偵仲間といるときにも、ついうっかりしたフリをして、頻繁に「銕つぁん。・・・いや長谷川様」と呼びかけています。
いかにも昔馴染みを見せびらかすそのワザとらしさがまた「お調子者の取り巻き」らしくてとても好きでした。
そうやって世間を渡ってきた彦十の人生が見えるようでした。

「お調子者の取り巻き」を見事に演じた江戸屋猫八は鬼平犯科帳の最終シリーズである第9シリーズを撮り終わった年(2001年)に亡くなっています。
その後制作されたスペシャルには彦十はいません。ぽっかり大きな穴が開いているようでさびしいです。



(おまけ)
鬼平研究で有名な西尾忠久さんが江戸屋猫八に関するおもしろいエピソードを書いています。
亡くなる2年前、西尾さんは猫八に「彦十って、ほんとうにいた密偵ですかねえ?」と聞かれて面くらった話。
さらに「実はね、最近、鬼平の文庫を全巻買って、読み終わったところなんです」と聞かされ、西尾さん、これには開いた口がふさがらなかったとのこと。
「12年間も彦十をやっていて、原作を読まないであの演技をつづけていたとは・・・。名優なのか、地なのか。・・・」と締めくくっていました。
私は「地」でやっていたに違いないと思います。猫八はそんなに器用な役者には見えなかったですから。

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お気に入りその54~ごくせん

2006-07-09 08:55:52 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、「ごくせん」です。

原作のマンガ「ごくせん」もおもしろいですが、テレビの「ごくせん」がお気に入りです。

特に仲間由紀恵、生瀬勝久、宇津井健の演技が好きです。
第1シリーズより第2シリーズの方が視聴率が高く後世の記録に残るでしょうが、内容的には原作に近い松本潤、小栗旬らが出演していた第1シリーズの方が良かったと思います。

このドラマは荒唐無稽な設定とオーバーアクションの演技にもかかわらず、なぜか感情移入し、深く感動します。

「悪い事は悪い、人は見かけじゃない」
こういうテーマを現代劇で正面から取り上げると身近な分、ワザとらしくなりがちですが、時代劇や荒唐無稽なドラマで取り上げるとワザとらしさが消え、違和感無く入り込めるのではないでしょうか。

宇津井健について一言。
宇津井健は今まで真面目なお父さん役が多かったのですが、「ごくせん」で生まれて初めて極道を演じ、すごみと優しさを持った大江戸一家の組長を好演しました。その後、映画「死に花」で天然ボケの元銀行員役をこれもまた見事に演じていました。
高齢になってから新境地を次々開拓していく姿には驚かされます。
これからも活躍を期待しています。



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お気に入りその53~竹鶴政孝14

2006-07-08 10:46:33 | 竹鶴
今回のお気に入りは、竹鶴政孝パート14、「モルト100ウイスキー12年 2006エレガントスタイル」です。

このウイスキーはモルト100ウイスキーの第2段ですが、とにかくおいしいですね。
「宮城峡のモルト」と「シェリー樽貯蔵」を前面に出してとてもソフトに仕上げています。女性や初心者にもオススメできます。
1994年に創業70周年を記念して発売されたモルト100ウイスキーの第1段「ジ・アニバーサリーウイスキー12年」が、「余市のモルト」を前面に出していてハードに仕上げていたのと対照的な飲み口です。
前回同様1600円という低価格をつけたオールモルトはお買い得です。限定商品なのが残念です。
なくなる前にもう1~2本味わっておきたいです。

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お気に入りその52~日高晤郎ショー

2006-07-07 12:56:32 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、日高晤郎ショーです。

「ウイークエンドバラエティー日高晤郎ショー」をご存知ですか。
「日高晤郎ショー」は毎週土曜日に9時間生放送をしているSTVラジオ(札幌)の看板番組です。
放送開始23年を過ぎてもなお、芸人、日高晤郎のパワーは衰えることを知らず、北海道の聴取率は常に第1位です。

「日高晤郎ショー」には、芸人、日高晤郎の放つ「笑い」「怒り」「感動」のエネルギーが満ち溢れています。
芸人、日高晤郎が「芸人生命」を賭けて自分の意見をハッキリ主張しているからです。
あまりハッキリ「好き嫌い」、「良し悪し」を言いすぎて嫌う人も多く、場合によっては放送局から契約解除される可能性だってあるにもかかわらず、自分の主義を曲げません。
時には「あなたのことが嫌いだ」という投書を読みあげ、「聴いてくれなくて結構。私の放送は万人向けではない。聴きたいといってくれるお客様のための放送だ」と言い放ちます。
話芸の職人としてのかたくなさが見えます。
そんな彼の「本気」が聴いている私たちを「本気」にさせてくれ、パワーが湧いてくるのです。

ただし勘違いしないで欲しいのは、彼は聴いている私たちに同じ意見になれとは言っていないのです。
当たり障りのない放送をだらだら聴くのではなく、芸人の真剣勝負としての9時間生放送を本気で楽しんで欲しいと思っているのではないでしょうか。

「日高晤郎ショー」は毎週土曜9時間にもわたる話芸の職人、日高晤郎の真剣勝負の場です。まだ聴いたことがない方にぜひお勧めします。

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(北海道以外にお住まいの方へ)
この放送はインターネットにより全世界で聴くことができるそうです。
STVラジオの日高晤郎ショー専用メールアドレスに聴取の申し込みをして、専用アドレスにアクセスすることで聴けるようになります。

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