鬼平や竹鶴~私のお気に入り~

60代前半のオヤジがお気に入りを書いています。

お気に入りその2083~氷河期

2022-05-16 12:25:05 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、氷河期です。
先日、北海道の縄文文化に関する本を読みました。
氷河期が終わり、気温が上がったことから植物相が大きく変わり、縄文文化が花開いたことを知りました。
それでは氷河期はどんな暮らしをしていたのでしょうか?
極寒の時代を視覚的に知るためにポップアップ絵本「氷河時代」を読みました。
AMAZONの内容紹介を引用します。
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約2万年前の最後の氷河時代は、地球の3分の2が凍りつき、巨大で力強い動物たちが生きていました。
この試練に耐え、逞しく生きのびようとしていた私達の遠い祖先たち。
素晴らしい古代地球の想像世界をかきたてます。
=====
厳しい氷河期を過ごす内にネアンデルタール人は滅び、クロマニヨン人は生き延びました。
存亡の分かれ目になった理由のひとつを本書では石器の違いとしています。
ネアンデルタール人は手に持つ石器のみを使い巨大生物たちを狩っていました。
体が大きく力が強い彼らでも接近戦は危険なものだったことでしょう。
片やクロマニヨン人は体が小さく力が弱いため石器で槍や弓矢を作り、安全な場所から狩りを行いました。
優れた武器のおかげでより大きな獲物を狩ることができたことでしょう。
また厳しい氷河期を生き抜くためには、単に武器だけでなく生活に関わる多くのものを工夫して作り出す知恵も必要だったはず。
その辺りの違いも彼らの存亡の分かれ目になったようです。
生物は、熱帯から温帯、寒帯へと移るに従い大きくなる傾向があります。
鹿や熊を思い浮かべていただくと分かると思います。
そのため氷河期は巨大な生物がたくさんいました。
彼らの多くは滅びましたが、その理由として環境の変化についていけなかったことが挙げられますが、もうひとつは人類の躍進が挙げられます。
罠や道具を使ってマンモスのような大きな動物さえ狩るのですから、人類は当時すでに食物連鎖の頂点にいたといえます。
環境の変化で生体数が減った上、人類に効率良く狩られたのでは彼らも絶滅するしか道はなかったことでしょう。
さて本書によると氷河期は250万年前から始まり、氷期と間氷期を繰り返してきており、現代は間氷期に当たるそうです。
ということは再び氷期に入るということでしょう。
それはいつか?
現代は地球温暖化が問題視されていますが、氷期に入る前の寒暖がぶれる時期なのではないでしょうか?
その辺りについて詳しく知りたくなり、別の本を読むことにしました。
「人類と気候の10万年史 ~過去に何が起きたのか、これから何が起こるのか」
どんなことが書かれているのか、読むのが楽しみです。
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