今回のお気に入りは、同定です。
一時期コケに興味を持ち、観察したことがあります。
図鑑やルーペを用意して同定を試みましたがうまくできず結局止めてしまい、とても残念な思いだけが残りました。
いつか再挑戦したいと思っていたところ、同定マニュアルともいえる本があることを知り、読むことにしました。
図鑑やルーペを用意して同定を試みましたがうまくできず結局止めてしまい、とても残念な思いだけが残りました。
いつか再挑戦したいと思っていたところ、同定マニュアルともいえる本があることを知り、読むことにしました。
「図鑑を見ても名前がわからないのはなぜか?」
サブタイトルは「生きものの“同定”でつまずく理由を考えてみる」
サブタイトルは「生きものの“同定”でつまずく理由を考えてみる」
AMAZONの内容紹介を引用します。
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生きものの種を確定させることを「同定」といいます。
「同定なんて図鑑をパラパラめくって同じのを探せばいいんでしょ」と思う人もいるかもしれませんが、そんな簡単なことではありません
「似ているのが多くて同定に自信がもてない」「どうしてパッと見で同定ができないんだろう……」。
生きものが好きな人のなかにもこのように思っている方はたくさんいます。
「なぜうまく同定できないのか」「どういうプロセスで同定ができるようになるのか」を真剣に考えたのが本書。
勤務先の敷地内で昆虫とクモ800種以上を同定してきた、同定大好きな著者がお届けする、図鑑と同定のことをトコトン掘り下げた一冊です。
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生きものの種を確定させることを「同定」といいます。
「同定なんて図鑑をパラパラめくって同じのを探せばいいんでしょ」と思う人もいるかもしれませんが、そんな簡単なことではありません
「似ているのが多くて同定に自信がもてない」「どうしてパッと見で同定ができないんだろう……」。
生きものが好きな人のなかにもこのように思っている方はたくさんいます。
「なぜうまく同定できないのか」「どういうプロセスで同定ができるようになるのか」を真剣に考えたのが本書。
勤務先の敷地内で昆虫とクモ800種以上を同定してきた、同定大好きな著者がお届けする、図鑑と同定のことをトコトン掘り下げた一冊です。
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本書はコケでつまづいた私に打ってつけだと思いました。
実に初歩的なことから手取り足取り教えてくれます。
冒頭は数枚の写真の中から「蚊」を見つける練習問題。
蚊なんて見慣れているから簡単と思いましたがこれが思いの他むずかしいかったです。
けれども口が針状になっていること、翅が重なっていること、後ろ肢が跳ね上がっていることの3条件が揃っているものを選ぶという助言をもらうと簡単に見つけられるようになりました。
こんな小さなことですが、同定への第一歩を踏み出したことを実感できて妙にうれしかったです。
実に初歩的なことから手取り足取り教えてくれます。
冒頭は数枚の写真の中から「蚊」を見つける練習問題。
蚊なんて見慣れているから簡単と思いましたがこれが思いの他むずかしいかったです。
けれども口が針状になっていること、翅が重なっていること、後ろ肢が跳ね上がっていることの3条件が揃っているものを選ぶという助言をもらうと簡単に見つけられるようになりました。
こんな小さなことですが、同定への第一歩を踏み出したことを実感できて妙にうれしかったです。
どこをどう見たら良いかが判るとすぐに見わけが付くようになります。
これを「目ができる」と言うそうです。
続く練習問題はウグイスとシダです。
ウグイスを見分ける注目点は目の周りの模様とクチバシ。
シダを見分ける注目点は葉の形状。
葉が羽片と呼ばれる小さな葉に分かれているもの、さらに羽片が小羽片に分かれているものがあります。
これを「目ができる」と言うそうです。
続く練習問題はウグイスとシダです。
ウグイスを見分ける注目点は目の周りの模様とクチバシ。
シダを見分ける注目点は葉の形状。
葉が羽片と呼ばれる小さな葉に分かれているもの、さらに羽片が小羽片に分かれているものがあります。
ナルホド、ナルホド。
このまま読んでいけば確実に同定名人になれそうな気がしてきました。
ところがここで急にトーンダウン。
シダには雑種なども存在することなどを始めとして必ず同定困難な個体に行き当たることがしっかり書かれています。
同定作業には自力ではどうにもならないことが度々あり、知人やSNSを通して相談することが早道と説きます。
そういえば思い当たる経験があります。
お隣からいただいた花鉢。
丈に合わない太い幹に大きな花が魅力的ですが、お隣も名称がわからないそうです。
検索サイトでいろいろ調べましたが結局わからずじまい。
ところがSNSに写真を載せたらすぐに「砂漠のバラ アデニウム」という答えが返ってきました。
何より驚いたのは、体を鍛えることと酒を飲むことをこよなく愛する男が教えてくれたことでした。
と言う話はどうでも良いですが、頼りになる相談相手やSNSが有効だということがわかりました。
著者の知り合いには後ろから飛んでくる羽音で鳥を同定する名人がいるそうで、そこまでいかなくてもそこそこ詳しい人を見つけられるといいなと思います。
このまま読んでいけば確実に同定名人になれそうな気がしてきました。
ところがここで急にトーンダウン。
シダには雑種なども存在することなどを始めとして必ず同定困難な個体に行き当たることがしっかり書かれています。
同定作業には自力ではどうにもならないことが度々あり、知人やSNSを通して相談することが早道と説きます。
そういえば思い当たる経験があります。
お隣からいただいた花鉢。
丈に合わない太い幹に大きな花が魅力的ですが、お隣も名称がわからないそうです。
検索サイトでいろいろ調べましたが結局わからずじまい。
ところがSNSに写真を載せたらすぐに「砂漠のバラ アデニウム」という答えが返ってきました。
何より驚いたのは、体を鍛えることと酒を飲むことをこよなく愛する男が教えてくれたことでした。
と言う話はどうでも良いですが、頼りになる相談相手やSNSが有効だということがわかりました。
著者の知り合いには後ろから飛んでくる羽音で鳥を同定する名人がいるそうで、そこまでいかなくてもそこそこ詳しい人を見つけられるといいなと思います。
本書ではその後も著者がキモンハバチ、ツヤホソバエ、ノメイガの同定にどういう考察を経たかが実に丁寧に記録されています。
いかに同定が難しいかを嫌と言うほど思い知らされました。
でも自分がしたいのはそんなに細かい同定でなく、大雑把に〇〇の近縁種という程度まで把握できれば満足。
いかに同定が難しいかを嫌と言うほど思い知らされました。
でも自分がしたいのはそんなに細かい同定でなく、大雑把に〇〇の近縁種という程度まで把握できれば満足。
実は先日、近所に出店してきた大型量販店に行ったときに、かなり多くの種類のコケを販売しているのを見つけました。
あそこでコケを見る目を養いつつ、不明点は係の方に教えてもらうのもいいなと考えています。
そういうのもうまく使いつつもう一度コケの同定に挑戦したいと思います。
あそこでコケを見る目を養いつつ、不明点は係の方に教えてもらうのもいいなと考えています。
そういうのもうまく使いつつもう一度コケの同定に挑戦したいと思います。
最後に、本書の著者の素性について。
彼がハエトリグモの研究者であり、著作には「ハエトリグモハンドブック」「世にも美しい瞳 ハエトリグモ」があります。
「世にも美しい瞳 ハエトリグモ」はお気に入りの写真集でしたので急に親しみが湧きました。
彼はまだ32歳だそう。
今後の活躍に期待せずにはいられません。
彼がハエトリグモの研究者であり、著作には「ハエトリグモハンドブック」「世にも美しい瞳 ハエトリグモ」があります。
「世にも美しい瞳 ハエトリグモ」はお気に入りの写真集でしたので急に親しみが湧きました。
彼はまだ32歳だそう。
今後の活躍に期待せずにはいられません。
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