粋なオヤジになりたくて

♪一日おきにリリースしています。アップされるのは約4ヶ月遅れです。♪

Dizzy Gillespie / Charlie Parker - Town Hall, New York City, June 22, 1945

2015-11-11 | ジャズ
 元々ピアノが好きで、ピアノ中心にジャズの世界に足を踏み入れた小生にとって、ハービーマンやマイルスが管楽器への扉を開いてくれたわけですが、一方でビバップの魅力にはまったのは大学生時代に聴いたバド・パウエルがきっかけでした。小生が生まれる前からこんな世界があったんだと感慨無量でした。そしてチャーリーパーカーやデイジーガルスピーを聴いたのは25歳の時にアメリカの片田舎で買ったトロント録音のマッセイホール盤が最初でした。(1953年録音のマッセイホール盤では一般的に皆がもうピークを過ぎた演奏と言われています。)

 最近になって2014年のジャズ批評『これがビバップだ!』を読んで古い時代の演奏をYouTubeなどで聴いていたところ、この盤に巡り合いました。1945年6月といえば第二次大戦末期の戦時下。ルーズベルト大統領がなくなっていたもののナチスドイツが降伏して、日本では沖縄決戦の末期、アメリカには戦勝感が漂っていたと推察されます。そんな時期にニューヨークのタウンホールで行われたコンサート。2005年に初めて陽の目を見たそうですが、まだ20代の若きジャズ・ジャイアント達が繰り広げる"聴かせるジャズ"の時代の始まりです。

 実はこのCDは輸入版しかありません。TSUTAYAやディスクユニオンを回りましたが、レンタルや中古は見つけることができず。アマゾンで買うほど待てなくて、結局ハロウィ-ン一色の渋谷をタワーレコードまで行って買い求めました。(2600円もしました。)

Groovin' High

 
 このなかから小生の好きな『 Groovin' High 』を。若き日のマックス・ローチ(ズドン!というバスドラの入れ方が印象的です)やアル・ヘイグもいい味を出していて、当時としては一曲7分という長めのアドリブが予想以上に良い音で楽しめます。通しで聴くと1曲目の途中で遅れてやってきたパーカーが参加というのも今となっては一興です。
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