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のだめスペシャル雑感

2008-01-10 | テレビ番組、気になるCM
 
 新春のテレビは『のだめ』再放送を観て、ヨーロッパ・スペシャルを観て、のだめ三昧になってしまった。マンガを読んだことはないのだが、TVは原作に忠実に作られていると聞く。作者は相当な音楽通ではないだろうか。有名な曲も使われているもののオーケストラではテーマ曲となっているベト7、ピアノ曲ではモーツアルトの2台のピアノのためのソナタやシューベルトのソナタなど、この番組がなければ知ることもなかったであろう選曲がとても効果的に使われていた。

 選曲だけではない。TVでのだめの弾く演奏(プロが代行?)も、シチュエーションごとによく計算されて表現されている演奏であることがわかる。モーツアルト2台におけるのだめのaccelelandoに生き生きとリードする感じとかがよかった。CGや通称”のだめ人形”を使ったマンガ的な映像表現にはとまどったが、オーケストラも含めて成長していく過程を楽曲の演奏を通じてうまくTV化した構成が素晴らしいと思った。

 さてヨーロッパ編2夜の製作にはとにかく大変なお金がかかっていることが伺える。その割りに実はCMタイムは洋画劇場などに比べたら短い。プラハの指揮者コンクール・シーン(マラドーナのあとはプラティニか)だけでも圧巻だった。本場のホールを借り切って、しかもカメラを何台も使って。プロはやはりすごい。。。

 プラハは行ったことがないが、音楽ファンならぜひ訪れたい街。ふたりがファイナルの結果が出る前にお茶をしていた高台にある絶景のレストラン、『ハナフスキー・パビリオン』はぜひ行ってみたいと思った。ここは幼い頃に千秋がヴィエラ先生と話をした場所でもある。(写真のような眺め)

 パリの高等音楽院はかってはパリ中心部のサン・ラザール駅近くにあったが、20年近く前にパリの東北のはずれ、現在のモダンな建物に移転してしまった。が今でもその跡地周辺には楽器店や楽譜店が並んでいて音大生が闊歩していたであろう当時がしのばれる。

 細かいことだが、ちょっと気になったのは千秋がパリからプラハに旅立つシーンでパリのリヨン駅が使われていたが、リヨン駅はフランス南部への玄関口で、鉄道でプラハ方面へ行くとしたら東駅ではないだろうか。。。

 娘ものだめを観てからピアノに向かう時間が増えたような気がする。これものだめ効果か。舞台が海外に行ってしまうのはマンガの上では問題なかったのだろうが、TVの製作上は大変だったろう。2日のスペシャルでファンの期待に応えたフジTVの頑張りはともかく評価したい。
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