高松ってジャズ喫茶なんてものはあるのかなぁと下調べしたら、かろうじてあったのがこのお店。
瓦町を抜けて南へ向かう商店街には貸店舗の表示が多数見受けられ、地方経済の回復が厳しいことがここでもうかがえる。
さて教会の前あたりに目指す店はあった。入ってみると数人のグループによる貸切状態であった。ひとりはイスをベッド代わりにご就寝。店は女性がひとりで営業していたようだが、一升瓶が置かれ一緒になって飲んで話す方に夢中のようだ。
(本来なら演奏中のアルバム・ジャケットが展示されるようなのだが)
LPの所蔵枚数は意外に多く、ハードとしての店の雰囲気はなかなか良い。かかっていたのはソニー・スティットのような古い時代のジャズ。それに聴き入っているような熱心なファンがいなかったのが残念。まぁ一度限りの来店ではわからないが、ココ一軒しかないこと自体、高松はジャズ不毛の地のようだ。
濃い目のジン・トニック(おつまみ付き)が800円也。健闘を祈る。。。