毎年夏になると斬新なアイデアで消費者を楽しませてくれるアイスクリームの『赤城乳業』。かっては『カレーアイス』や『ラーメンアイス』なんてのがあったと記憶している。
『ガツン、とみかん』は今年の小生の一番のお気に入りである。いつも買うのはスーパーで売っている5本入りパック。ネーミングの奇抜さは相変わらずだが、味には特に奇をてらったところはない。小生がこれが好きな理由は子供の頃の郷愁に浸れるから。子供の頃に母がよく作ってくれたのは、みかんの缶詰のみかんの果肉をそのまま製氷皿の仕切りにひとつずつ入れて、最後に缶詰の汁を満たして凍らしたもの。今の冷蔵庫ではアイス・キューブが自動的にできるのですっかり忘れていた。『ガツン、とみかん』は当時母が作ってくれたものと同じ味がするのである。当時家計をやりくりする知恵だったのかもしれない。