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粋なオヤジになりたくて

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伊豆居酒屋紀行 - 伊東『五味屋』

2006-07-25 | 地方居酒屋
 駅からチョット歩くが、伊東で地物の海鮮といえばココが有名。『おまかせ丼』など海鮮丼が人気だが、一品も充実している。小生が食した中では『カサゴの唐揚げ』『金目の煮付け』がお勧め。銘酒も色々と揃っていて、小生の好きな『醴泉』や『醸し人久平次』などもある。写真は『生うに』『カワハギの肝あえ』『生桜えび』。休日ともなれば、開店の18時前から行列ができる。店内はカウンター、テーブル、座敷とあり、二階もある。混み具合によってはゆっくりできないかも。


東北居酒屋紀行 - 仙台 『源氏』

2006-07-14 | 地方居酒屋
 地方に出張に行くと、雰囲気だけで楽しめる居酒屋に出会えますが、仙台の『源氏』も訪れる価値のある店のひとつだと思います。仙台の文化横丁というディープなエリアの更に奥まった場所にひっそりとあります。ここは昭和25年創業の歴史を感じさせる、ここだけ時間の止まったようなノスタルジックな風情と女将が売りではないでしょうか。良さは実際に行ってみないとわかりません。趣のある店内は薄暗く、コの字型にぐるっと囲んだカウンターのみで和服に割烹着のはんなり系の女将がひとりで迎えてくれます。まぁここに来ると日本酒「新政」ですが、お燗は文化財ともいえる立派なお燗機で温めてくれます。ここは通常とは違うオーダー・システムで、お酒を注文するごとに決まった肴が一品づつ出されます。三杯目位でやっと刺身がでるので三杯は飲みたいですね。お品書きを見れば肴も魅力的な品ばかりですのでもし注文したい肴があれば、別に注文することも可能です。騒がしい若者なんかはいない大変落ち着ける、まさにひとりで静かに杯を傾けながら粋とは何かを学べるような店です。ところが小生実はここで飲みすぎて財布を忘れたことがありました。女将さんが見つけてくれてよかったデス。粋どころかカッコ悪かった。。。

名古屋居酒屋紀行 - 『島正』

2006-07-04 | 地方居酒屋


 『純情きらり』はいよいよ桜子が若女将として味噌蔵元の修行をすることになりましたね。ところでこの岡崎名産の八丁味噌ですが、名古屋には八丁味噌を使った代表的な料理の名店があるのでご紹介します。伏見の御園座近くの裏通りにある『島正』は島田正吾から店名をとったという居酒屋。名物は八丁味噌で煮込まれた味噌おでん(どて煮あるいはどて焼きとも言われています)です。ここは大きな鍋をぐるっと囲んだカウンターのみでオヤジ率の高い落ち着ける店です。鍋のなかには茶色く変色した豆腐、玉子、こんにゃくなど、、でも鍋底大根がもっとも絶品です。また揚げたての串カツをこの鍋にさっとくぐらせてから出すミソ串カツも絶品です。見ているだけでも喉が渇きそうですね。焼き鳥も一応やっていますが、ガスコンロでこちらは興ざめですが。最後は〆として牛スジのどて煮と半熟ゆで卵をごはんの上にのっけた「どてメシ」が待っています。 ランチもあるでよ。


(なお『どて煮』は名古屋ではスーパーでも売っています。)

伊豆居酒屋紀行 - 伊東にいくなら○○○

2006-03-09 | 地方居酒屋
出張で年に数回は伊豆の伊東を訪れる機会がある。当然、仕事の行き帰りには駅周辺の店に立ち寄ることが多い。お勧めの寿司屋や海鮮料理の店はいくつかある。が、そのなかで小生が必ず立ち寄る店でやきとんの『ひさご』がある。ここは駅からはやや遠い。五味屋という海鮮の有名店があるが、そこから海方向に更に100メートルほど行った所に寂びれた(shabby)佇まいでやっている。ここで味わうのは海鮮でも地ものでもない。あえて言うと味わうのは人情か風情というところか。私が行く夕方は店はおばあちゃんが一人で切り盛りしていて客は私一人だ。ここでやきとん(たれ、塩が選べるがお勧めはバラ塩だ)とコップ酒を注文するのが私流。そうするとお通しが2品ついてくる。大抵はおばあちゃん手作りのおしんこ、和え物、煮物などだ。ぶらっと来てちょこっと飲んで出ると1000円以内のことが多い。こんな店もつぶれずに残って欲しい。

越後湯沢居酒屋紀行 - 『割烹一二三』

2006-01-16 | 地方居酒屋
越後湯沢周辺はゲレンデだけでなく、温泉がたくさんある。スキーのあとはちょっと温泉街まで繰り出すのもいい。越後湯沢駅から徒歩数分のところにある『割烹一二三』へ。猛烈な積雪にもかかわらず、営業していた。ここは日本海の海の幸と地酒が堪能できて料金もリーズナブルなお店。昨年春に訪れた折にはふきのとうの天麩羅が最高だった。今回注文したのは脂の乗った寒ぶりの刺身、イカの刺身、南蛮エビの刺身、のどぐろの塩焼き、白子(ここらではたつと呼ばれている)ポン酢、生牡蠣、ししゃも、マイ茸のバタ焼きなど。〆には青海苔入りの味噌汁、ごはんかざるそばがいい。元気があれば〆は駅の反対側にある『へぎそばの中野屋』がお勧め。ふのりの混じった独特のそばがうまい。 

岡山居酒屋紀行 - 岡山の鐘撞は金尽き?

2005-12-22 | 地方居酒屋
出張で岡山市に行く。天気予報では雪ということで心配したが何とかなった。地方出張はやはり一泊でじっくりと飲みたいところだが今回は日帰り。仕事も終わり、夕闇の表町に行く。ここには江戸時代に建立された高さ20mの大きな鐘撞堂があったらしいが、昭和20年に空襲で消失し、今はかっての歓楽街(金尽き通り)の面影が偲ばれる。2丁目の裏通りにひっそりとある小さな割烹の『美禄表町ころく』を訪ねる。岡山の地酒『喜平』と『鯨正宗』を注文。『鯨正宗』は倉敷の地酒だがどうして瀬戸内海で鯨なんだろうか粋なガラス徳利でてきた。お通しは柚子の香りがするタコの桜煮だ。タコブツとウニと長いもを注文。ウニは秀逸だった。更に香ばしいアナゴの照り焼と出し巻き玉子を堪能。料理はどれも仕事が丁寧で非常においしかった。もちろんお値段もお手頃で。牡蠣も食べたかったが1時間ほどであたふたと空港へ向かって最終便で帰京。

九州居酒屋紀行 - 小倉、門司そして下関

2005-11-19 | 地方居酒屋
出張で3回目の小倉に行った。やはりこの季節ならではということで、早速下関に直行。小倉からはJRで門司を経てたった二駅で本州側の下関だ。車中では電気が消え、ここは本当に日本?下関駅前の家庭的な雰囲気の居酒屋『三舛』にてトラフグさしとヒレ酒をいただく。フグさしにはだいだいとまきねぎの揃うこの季節が条件となるそうだ。店主によれば関門トンネルに入る前に電気が切り替わるので停電するそうだ。女将によると昔は大洋ホエールズは下関をフライチャイズにしていたそうだ。お品書きをよく見るとクジラ料理が並ぶ。門司は今でこそ豪華客船が停泊し、レトロ門司港として観光地化しているが、戦時中はここを最後の地として南方に出征したり、復員した地でもある。小倉は有名な製鉄の街として三交代で働く労働者のために昼間でも居酒屋が営業していたそうだ。イマイチ元気のない3都市だが来春には新空港が海上に開港するそうだ。はたして地域活性化となるのかどうか。

福岡居酒屋紀行 - 『寺田屋』

2005-10-27 | 地方居酒屋

 昨日は出張で福岡を訪れた。この街には前から一度訪れて見たいと思っていた隠れ家的な居酒屋『寺田屋』がある。寺田屋という名はどうも幕末の京都伏見の宿からとったようだ。この店は入るまでで十分楽しい。表通りから町屋のような細い石畳の路地をずっと進むとやっと提灯が見える。入り口の木戸からはかがみこむようにしないと中に入れない。入ると二階に続く急な階段がある。要は京都寺田屋の裏口から入って密会していた風情を再現しているらしいのだ。店主によると実際、現在でも二階の小部屋で密会が行われているらしい。料理はもっとすばらしい。おばんさいという感じでカウンターに並んでいるものはどれもうまそうである。栗をうすくスライスしたチップやふぐ唐揚げなどが並ぶ。「ひしの実」など珍しそうに眺めていると味見させてくれたりして気風の良さは流石だ。なかでも鯖の刺身と箱ふぐの味噌肝焼きは絶品だった。こんな店が近くにあれば良いのだが。。。